知っておきたい野菜の栄養・効能

野菜の栄養や効能について詳しく解説します。

ジャガイモの栄養と保存と調理

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ジャガイモ

ジャガイモの名前の由来

慶長3年(1598年)、ジャワのジャカルタから長崎に伝わり、これが「じゃがたらいも」となり、後にジャガイモとなりました。

ジャガイモの来歴

慶長3年(1598年)、ジャワのジャカルタから長崎に伝わり、本格的に栽培されるようになったのは明治時代に入ってからです。

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ジャガイモはどこからきたの?

ジャガイモの原産地

ジャガイモの原産地は、トマトと同じくアンデス山系の3,000m以上の高地で、現在も野生種が数多く分布しています。

ジャガイモの種類

ジャガイモの品種(種類)は大きく分けて、粉質と粘質があります。

粉質は、ホクホクしていて煮崩れしやすく、粉ふきいもやマッシュポテトなどに向いています。

粘質は、ねっとりしていて炒め物や煮込み、揚げ物などに向いています。

長年にわたりホクホク系で不動の定番なのが男爵で、ねっとり系で定番なのがメークインです。

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ジャガイモの種類いろいろ

新じゃがいもとは?

新じゃがいも

新じゃがいもの由来には諸説ありますが、現代では、5~6月頃の掘りたてのジャガイモのことを新じゃがいもと呼びます。

小ぶりで、みずみずしく、皮が薄いのが特徴です。

ビタミン類は皮の近くに多いので、皮ごと食べるといいです。

ジャガイモの旬

ジャガイモは、1年中どこかで収穫されており、九州からはじまり、北上して夏に東北、9月には北海道で収穫されます。

保存性も高いので、周年安定して出回ります。

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ジャガイモの旬はいつ?

ジャガイモの栄養

ジャガイモは、豊富なビタミンCを含むことから「畑のリンゴ」といわれます。

ビタミンCはデンプンに保護されているため、加熱しても壊れにくいという優れた特徴もあります。

ジャガイモは1回にたくさんの量を食べられるので、ビタミンCを多く摂ることができます。

ご飯に比べて約半分の低カロリーで、ビタミンC、B1、B6を豊富に含みます。

「カリウムの王様」といわれるほどにカリウムも豊富に含みます。

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ジャガイモの栄養・効能

ジャガイモの見分け方

ジャガイモ

  • かたく締まっているいて、ずっしりと重い
  • ふっくらしている
  • 表面の色が均一
  • 皮が薄く、表面に張りがある
  • 中玉程度の大きさ

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おいしいジャガイモの見分け方

ジャガイモの下ごしらえ・調理

ジャガイモの芽にはソラニンという有害物質が含まれているので、包丁の刃元を芽の周りにぐるりと入れてえぐりとります。

土などはタワシなどで落とします。

煮ものにする場合は、変色と煮崩れを防ぐため、皮をむいたらすぐに水にさらします。

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ジャガイモの下ごしらえ・調理のコツ

きれいに洗って皮ごと食べよう

皮の近くにビタミン類が多いため、皮ごと食べるのがおすすめです。

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ジャガイモは皮ごと食べよう

ジャガイモの保存方法

ジャガイモは低温に弱く、4度以下になるとデンプンの糖化が進むため、冷蔵庫で保管するのは避けます。

ビニール袋から出し、新聞紙に包んだり、紙袋などに入れて、日の当たらない風通しのよい場所で保存します。

光に弱いので、日の当たる場所に置くのは避けます。

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ジャガイモの上手な保存方法

ジャガイモの実

ジャガイモの実

ジャガイモは、ナスやミニトマトの仲間で、ミニトマトのような緑の実をつけることがあります。

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形がトマトに似たジャガイモの実

ジャガイモを食べて中毒にならないために

  • 芽は完全に取り除く
  • 子供が食べるときはなるべく皮を剥く
  • 緑色の皮は厚めに剥く
  • 未熟なものは食べない
  • 光の当たらない涼しい場所で保存する

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ジャガイモの芽は毒?緑は毒?食べられる?

しわしわのジャガイモは食べられる?

食べられます。

ジャガイモは保存が長いと、水分が抜けてしわしわになります。

これは休眠期間に凍らないように糖度を上げているためで、食べても問題ないです。

やわらかくて皮が抜きにくいですが、甘くておいしいくらいです。

ジャガイモの「かさぶた」

ジャガイモの表面が「かさぶた」のように見える原因は主に3つです。

  • そうか病
  • 粉状そうか病
  • 象皮病

いずれも、病斑部分を厚めに剥けば食べられます。

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ジャガイモの「かさぶた」(そうか病)食べられる?

ジャガイモの空洞

ジャガイモが空洞になる原因は主に3つです。

  • 中心空洞
  • 褐色心腐れ
  • 黒色心腐れ

空洞の部分や、変色した部分を取り除けば食べられます。

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ジャガイモの空洞は食べられる?

菜園でジャガイモを育てるには

ジャガイモは栽培の手間があまりかからず、春と秋の2回栽培できます。

収穫したジャガイモは長期保存できるので、家庭菜園で人気です。

春から育てるには、3月初旬に種芋を植え、6月に収穫します。

秋から育てるには、8月下旬から9月初旬に種芋を植え、11月下旬から霜が降りる前までに収穫します。

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ジャガイモの育て方(畑)
プランターでジャガイモを育てよう
培養土袋でジャガイモを作ってみよう

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