ツルムラサキは生でも食べられますが、風味にクセがあるため、加熱調理が一般的です。
油が合うので、オリーブオイルやゴマ油でさっと炒めたり、天ぷらにするとおいしく食べられます。
独特なぬめりが苦手な人は、一度茹でてから調理するのがおすすめです。
豊富に含まれるビタミンCは熱で壊れやすいので、調理はできるだけ短時間に行うのがポイントです。
ツルムラサキの下ごしらえ
ツルムラサキは加熱すると独特のにおいとぬめりが出るため、茹でたり炒めたりすると食べやすくなります。
加熱しすぎるとビタミンCが損なわれやすくなるので注意しましょう。
部分で使い分けよう
茎、葉、花芽、実、いずれも食べられ、余すことなく調理に使えます。
[葉・茎]
葉や茎は独特のにおいとぬめりがあるため、茹でるなど加熱することで食べやすくなります。
[花芽]
夏から秋になると花芽をつけます。花のついた先端部分は、刺身のツマなどに利用すると彩りを添えますが、つると同様に食べてもおいしいです。
[実]
実から出る赤紫色の汁は、染色などに利用できます。
生でも食べられる
ホウレンソウは、シュウ酸や硝酸態窒素が多く含まれ、アクが出るため、ホウレンソウは湯通しして食べるようにといわれます。
ツルムラサキは、シュウ酸や硝酸態窒素が少ないため、生で食べることができます。
アメリカなどでは、ツルムラサキはサラダなどによく利用されています。
とくに若葉はやわらかく、クセもないので、生で食べるのに適しています。
加熱して食べよう
生でも食べられますが、加熱するとより食べやすくなります。
とくに、独特のにおいがあるので、味の濃いものといっしょに炒めるとおいしく食べれます。
下茹でのしかた
茎が太いので、下茹でする場合は、茎と葉を別々に茹でます。
まず、硬い茎の部分を先に茹で、やわらかい葉をあとから茹でましょう。