ネギに関する雑学、話のネタになるかもしれないネギに関するさまざまなトリビア(豆知識、雑学)をご紹介します。
ネギを切ると涙が出る理由
ネギを細かくきざんだときなどに出る涙は、特有のかなり強い刺激臭が原因で、タマネギやニンニクなどネギ類に多く含まれる硫化アリルによるものです。
この刺激臭は、空気に触れることで生成されるため、細かくきざむほどに増え、揮発性が高く、目や鼻の粘膜を刺激し、涙が止まらなくなります。
[対策]
・冷蔵庫で冷やしておく
・切れる包丁を使う
・刃のうすい包丁を使う
・鼻にティッシュを詰める
低い温度では揮発しにくいため、1時間ほど前から冷蔵庫で冷やしておくと、しみにくくなります。
切れない包丁でネギを切ると、繊維を潰してしまい、催涙の原因となる硫化アリルが飛散します。刃のうすいよく切れる包丁を使いましょう。
それでも目にしみるようであれば、包丁ではなくスライサーなどの調理器具を使うのも一つの手です。
ネギのぬめりは甘みのもと
ネギの白い部分を切ると、内側がぬるぬるとしています。
このぬめりこそがネギ特有の甘みのもとです。
炒めたり、焼いたり、煮たりなど火を通すことで甘くなるのはこのためです。
ネギの白い部分は茎?
長ネギの白い部分は茎と思われがちですが、じつは葉鞘部といって、葉が幾重にも重なりあった茎状の鞘(さや)です。
ネギの茎は根から上1cmほどで、それより上はすべて葉となります。
スーパーなどに売られている洗いネギ(泥のついていない白いネギ)の切り取られた根の部分を見たとき、茎の部分がなくて古くなったものは葉が二重三重となって出ています。茎の部分が残っているものは古くなっても葉は出ていません。
また、葉鞘部は本来緑色ですが、何度も土を寄せて葉鞘部を土に埋めて光を遮り、白く長くしています。