サツマイモのおいしさで重要なのは、甘さと食感です。
収穫したてのものはみずみずしくフレッシュな味わいですが、貯蔵されて2か月ほど経ったものは甘みが増します。
ベニアズマは、関東地方の代表的な品種で、ほくほくとした食感です。
安納芋は、種子島特産の品種で、ねっとりしています。
用途に応じた品種改良がされており、多くの品種があります。
おいしいサツマイモの見分け方は、皮の色が鮮やかでツヤがあり、傷やシミ(黒い斑点)がなく、ずんぐりと太いものです。
調理するときは、サツマイモはアクが強く、空気に触れると黒く変色するので、皮は厚めにむき、切ったものはすぐに水に浸します。
サツマイモの甘さを引き出すには、じっくり低温加熱してデンプンを糖に変えることです。
約70度でゆっくりと加熱することで、甘みを最大限引き出すことができます。
サツマイモを丸のまま石の熱でゆっくり加熱する焼き芋は、サツマイモの持ち味を堪能できる調理法といえます。
家庭ではオーブンを使い、160℃で90分ほどじっくり焼くとおいしい焼き芋ができます。