小玉スイカの育て方とコツ|元肥は控え目に、追肥は草勢を見てから

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収穫した小玉スイカ

(甘くてい美味しい小玉スイカ)

小玉スイカの育て方

みんな大好き、夏の代表的な食べ物スイカ。原産地は南アフリカで、野菜の中で最も強い光を好み、暑い夏ほど美味しいスイカができます。

スイカは英語で「ウォーターメロン」と言って、果肉の成分のほとんどは水分からできています。ビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養成分をバランスよく含んでおり、夏バテした体を癒してくれます。

スイカは、大きさ(大玉、中玉、小玉)や、果肉の色(赤、黄色)など、さまざまな品種があります。家庭菜園で育てるならば、大玉よりも栽培が簡単な小玉スイカがおすすめです。ここでは、苗から育てる小玉スイカの育て方を紹介します。

小玉スイカの育て方のコツ

  • 連作を非常に嫌うため、連作障害のでにくい接ぎ木苗を使用する。
  • 苗の植え付けは、十分に暖かくなってから行う。
  • 蔓ボケを防ぐため、元肥は控え目にする。
  • 追肥は草勢を見て施す(蔓ボケ防止・草勢の維持)。
  • 成熟期の実割れを防止するため、マルチを使用する。

小玉スイカの栽培時期

小玉スイカの栽培時期

※品種や地域によって栽培時期は異なります。事前に確認してください。

苗が売り切れる前に購入して確保しておき、自宅で水をやりながら管理し、十分に暖かくなってから畑に植え付けます。

畑に苗を植え付けた後も、もし寒さに不安があるならば、ホットキャップなどで保温してあげましょう。天井に蔓が届くほどに伸びたら、ホットキャップを取り除くようにします。

小玉スイカにホットキャップ

畑の準備をする

小玉スイカの苗の植え付け2週間前に、畝に苦土石灰を施して耕します。植え付けの1週間前になったら、畝に元肥を控え目に入れて再び耕し、黒マルチを張ります。

マルチを張ることにより、次の効果に期待できます。

  • 地温の確保
  • 雑草の抑制
  • 水分を一気に吸うことがなく、成熟期の実の割れを防止

元肥が多すぎると蔓ボケして失敗します。元肥は控え目にして、追肥をしっかり行います。

苗を植え付る

苗の植え付けは、十分に暖かくなってから行います。

植え付けた小玉スイカの苗

[植え付け間隔]

  • 1m前後の幅の畝では1列
  • 株間は250cm

植え付け位置に穴をあけて、水をたっぷり入れます。水がひいてから、苗を浅く植え付けます。苗に土が1cm程度被るようにします。また、接ぎ木の部分が地上にでるようにします。

小玉スイカの植え付け間隔

摘芯(てきしん)を行う

蔓が伸びはじめたころ、蔓の先端を摘み取ります。この作業を摘芯(てきしん)と言って、親蔓を摘み取って芯を止めることにより、子蔓の発生や生育が促されます。

小玉スイカの摘芯

(親蔓が伸びはじめたら先端を摘み取る)

蔓を整枝(せいし)する

摘芯して子蔓が伸びてきたら、生育の良い蔓を4本残し、他の子蔓は摘み取ります。

残した子蔓は、互いに絡まないように四方へと広げて配置し、蔓が動かないようにUピンなどで固定します。

子蔓を四方に広げる

(子蔓を四方へと広げる)

Uピンで子蔓を固定する

(Uピンなどを使って蔓を固定する)

必要であれば人工授粉を行う

人工授粉は基本的に必要ありませんが、防虫ネットなどでアブやミツバチなど昆虫による自然交配が行えない場合は、人工授粉を行います。

人工授粉は、午前10時頃までに、当日咲いた雄花(おばな)を摘み取り、雌花(めばな)の雌しべに花粉を丁寧にまんべんなくつけます。

追肥を行う

栽培中の小玉スイカ

(栽培中の小玉スイカ)

蔓ボケを防止するために元肥は控え目にしましたが、肥料切れを起こさないように追肥はしっかり施して草勢を維持します。ただし、追肥でも効き過ぎれば蔓ボケしますので、草勢が強すぎるようであれば、追肥も控えめにします。

追肥の時期は次の通りです。

1回目:一つ目の実が結ばれたころ
2回目:一つ目の実が拳大になったころ

収穫する

小玉スイカの収穫時期の目安は次の通りです。

  • 開花(または人工授粉)から30日程度
  • 実の付いている節の巻きひげが枯れている
  • 実を叩いて低い音(濁らない)がする

開花からの日数では、雌花が咲いた日や人工授粉した日をラベルなどに書いて雌花に付けておき、30日程度したら収穫します。ただし、天候によって左右されることがあります。

開花の日付が分からなければ、実の付いている節の巻きひげが枯れ、実を叩いて低い音(濁らない)が出れば収穫します。

音での判断は難しいので、開花からの日数と、巻きひげの状態を確かめてから収穫するのが良いでしょう。

収穫時期の小玉スイカ

収穫した小玉スイカ

小玉スイカは追熟できない

小玉スイカは収穫した時点で成長が止まります。ですから、収穫した後の追熟はできません。

開花からの日数や状態などから、実がしっかり熟していることを確認してから収穫しましょう。

小玉スイカの雌花(めばな)と雄花(おばな)

花のもとのところが球状になっているのが雌花です。

小玉スイカの雌花

(小玉スイカの雌花)

小玉スイカの雄花

(小玉スイカの雄花)

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