ニンニクの育て方とコツ|国内産の「高級ニンニク」は家庭菜園で作れる!

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収穫したニンニク

(家庭菜園で作った高級ニンニク)

古くから健康の役に立つと利用されてきたニンニク。強烈な臭いが特徴的で、女性などに「美味しいけど臭いが気になる」と敬遠されますが、疲労回復や滋養強壮の効果がある優れた野菜です。

ニンニクは冷涼な気候を好みますが、寒さにそれほど強くなく、暑さには弱いですから、植え付けの時期をしっかり守ることが大切です。また、寒地向き、暖地向きの品種がありますので、購入するときに確認します。

暑さ寒さに気を付ければ、病害虫の心配は少なくて手間もあまりかからなくて、育てやすい作物です。

ニンニクの栄養

ニンニクには様々な栄養が含まれており、その成分としては、タンパク質、糖質、鉄、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、アリインなど、健康に役に立つ成分がたくさん含まれています。

なかでも、切ったり潰したりしてアリインが分解されて生まれるアリシンには特有の強い臭いがあり、強い殺菌作用もあります。このアリシンの働きが、疲労回復やスタミナ増強、病気から体を守ってくれて健康維持になります。

ニンニクの栽培

ニンニクの繁殖には、種球を分けた鱗片を用います。生育適温は15~20℃で冷涼な気候を好みますが、耐寒性は強くなく、暑さ寒さに弱いので気を付けます。また、酸性の土壌を嫌います。

他の作物よりも栽培期間が長いですが、病害虫の心配は少なくて手間もあまりかからなくて、育てやすい作物です。

ニンニクの育て方

栽培中のニンニク

ニンニクの育て方のコツ

  • 品種は暖地系と寒地系があるため、地域に適した品種を選ぶ。
  • 種球は大きくて首の締まりが良いものを入手する。
  • 日当たりと水はけのよい場所を選ぶ。
  • 酸性の土壌を嫌うので、苦土石灰を多目に施して中和する。
  • 黒マルチを使用する。
  • 種球をばらして1片(鱗片)ずつ芽を上にして植える(皮は剥かない)。
  • 分けつは強い芽を1本残して他をかき取る。
  • 「とう立ち」したら花蕾を摘みとる。
  • 乾燥が著しければ潅水する。

ニンニクの栽培時期

ニンニクの栽培時期

※品種や地域によって栽培時期は異なります。事前に確認してください。

ニンニクの種球を準備する

寒地向きと暖地向きの品種があるので、地域に適した品種を選びます。

寒地向き:ホワイト六片、富良野など
暖地向き:千葉在来、静岡在来、壱州早生、鳥取ホワイトなど

大きい種球ほど大球になりやすい傾向にあります。できるだけ、大きくて首の締まりが良い種球を入手します。

1つの種球から鱗片が6個~10個とれ、1片ずつ植え付けます。植え付ける面積から必要な鱗片の数を計算し、少し余るくらいの量の種球を用意します。

通販で購入したニンニクの種球

畑の準備をする

ニンニクを栽培する場所は、日当たりが良くて水はけの良いところを選びます。

また、ニンニクは同じ場所で作り続けても連作による障害のでにくいですが、できれば、1年以上はニンニクを含むユリ科の作物を栽培していないところを選びます。

ニンニクは酸性に傾いた土壌を嫌います。植え付ける2週間前までに苦土石灰を畑全体に多目に入れ、よく耕して中和しておきます。

植え付けの1週間前になったら、堆肥と化成肥料を施し、畝を立てて黒マルチを張っておきます。

ニンニクを植え付ける畝の準備

鱗片を植え付ける

ニンニクは、9月中旬~下旬に休眠から覚めます。この時期に植え付けを行います。

種球を鱗片にばらし、1m前後の畝であれば4条か5条、株間を10cm~15cm、1片ずつ芽の出る方を上にして土に3cm~5cmの深さに押しこみ、土を被せます。このとき、ニンニクの鱗片の皮は剥きません。

ニンニクの種球

種球をばらして鱗片に分けたところ

ニンニクの鱗片を植え付けたところ

分けつを除去して1本にする

背丈が10cm~15cmくらいになると、分けつして2本(以上)発芽することがあります。

分けつしたニンニク

強い芽を1本残し、他の芽を引き抜きます。このとき、残す芽を傷めないように、残す芽の株元をしっかり押さえ、他の芽を引き抜きます。

追肥と除草をする

追肥は、12月と春先の2月中旬に化成肥料を施します。

追肥1回目:12月。
追肥2回目:2月中旬。

雑草は生育の妨げになりますので、早めに取り除きます。

栽培中のニンニク

「とう立ち」した花蕾を摘みとる

4月下旬~5月にかけて、「とう立ち」して花を咲かせます。放っておくと球の肥大が悪くなりますので、早めに摘み取ります。

ニンニクのとう立ち

摘み取ったニンニクの蕾

摘み取った蕾は、茎ニンニクとして料理に利用できます。

かん水する

10月中旬~11月下旬ごろの乾燥期には、乾燥がひどいようであればマルチの上に敷き藁をして保湿したり、水やりをして乾燥を防ぎます。乾燥が著しいと、葉先枯れが発生します。

収穫する

5月中旬~6月下旬頃、茎葉の先端の方が3分の2くらい黄変したころが収穫時期です。

晴天の日に、株の根元を持って畑から引き抜き、根を切り落とし、その場で3日~5日くらい干して乾かします。

収穫時期のニンニク

収穫したニンニク

収穫したニンニクの保存方法

畑で3日~5日くらい干して乾かした後、葉の先端を切り取り、5球~7球ぐらい束ねてまとめ、雨があたらない軒下などの風通しの良いところに吊るして保存します。

または、ネットに入れて軒下などに吊るしておいても日持ちします。

軒下に吊るして保存しているニンニク

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