小玉スイカは小型とはいえ、栽培に広い面積を必要とします。
そこで、狭いスペースで小玉スイカの栽培を行うのであれば、支柱に張ったネットに蔓を誘引して育てる空中栽培を試してみるのも面白いです。
この栽培方法であれば、プランターでも小玉スイカを育てることができます。
しかも、風通しがよく、茎や葉が地面に接しないので、泥跳ねなどによる病気の発生の軽減になります。
ここでは、そんな小玉スイカの空中栽培について、方法やポイントについて解説します。
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使用する道具
- 支柱
- ネット
苗を植える
あらかじめ黒マルチを張って準備した畝に、1~2列で間隔を60cmとし、苗を植えます。
苗の植えつけ方法などは通常通りです。
支柱を立ててネットを張る
合掌型、W型、トンネル型などで支柱を立て、ネットを張ります。
整枝をする
スイカの雌花の多くは子蔓や孫蔓につくので、本葉5~6枚になって蔓が伸びはじめたころ、親蔓の先端を摘み取ります。
摘芯して脇芽の子蔓が伸びてきたら、生育のよい子蔓を3~4本残し、ほかの子蔓は摘み取ります。
蔓をネットに誘引する
伸びた子蔓をネットに絡め、蔓を斜め上へと誘引していきます。
追肥などの栽培中の管理は通常通りです。
実をネットで吊る
実が大きくなってくると、重くなって蔓を痛めたり、蔓が切れて落下することがあります。
実が拳大になったころ、延伸棒ネットなどに実を入れて吊ります。
収穫
収穫の適期や方法は通常通りです。
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空中栽培でのポイント
実が拳大の大きさになったころ、必ず実をネットに入れて吊ります。
実を吊らないと、風で蔓を痛めたり、蔓が切れて実が落ちてしまうことがあります。
蔓が支柱の天井に達したら、空いたスペースへと蔓を誘引していきましょう。