オクラは、難しい栽培管理はなく、強健で育てやすくて、気温が高くなるにつれてグングン育ちます。
しかし、急に元気がなくなったり、いつの間にかアブラムシなどの害虫がたくさんついている、なんてことがよくあります。
生育が悪くなってきたときに確認してほしいことをまとめました。
実が硬くて美味しくない
品種にもよりますが、実の長さが7cmを超えて大きくなりすぎると、硬くなってしまって食感が悪くなり、味も落ちます。
しかも、真夏になると実の肥大のスピードは早くなり、1日とり遅れただけであっという間に大きくなってしまいます。
できれば、実の大きさを毎日チェックして、まだ小さいうちに収穫しましょう。
成長が極端に悪い
オクラはネコブセンチュウの被害が大きく、センチュウが発生すると生育が極端に悪くなります。
とくに病気にかかった様子はないのに、下葉が黄色くなって枯れ、葉が小さく細くなった場合は、引き抜いてみて根にコブができてないか確認してください。
根にコブができていたら、ネコブセンチュウが寄生しています。
寄生されると生育が抑制され、やがて枯れます。
センチュウはいったん発生すると増殖していきますので、翌年からは種まき(または苗の定植)前にセンチュウ用の薬剤を用いたり、コンパニオンプランツなどを植えて防除しましょう。
イボ果・曲がり果
肥料が多すぎて草勢が強すぎたり、逆に、肥料が切れると、草勢が低下してイボ果や曲がり果が発生しやすくなります。
また、カメムシなどによる虫害によっても発生し、乾燥や加湿、日照不足などによっても発生します。
肥料切れや乾燥には追肥と潅水を行い、害虫が発生していればこまめに駆除しましょう。
病害虫
オクラは病害虫が多く、生育初期に過失にしすぎると立枯病が発生し、連作をすると病気やネコブセンチュウが発生しやすくなります。
また、アブラムシやカメムシ、葉を筒状に巻くワタノメイガなどの被害も多くあります。
病害虫による被害が大きい場合は、薬剤で早めに防除しましょう。