枝豆は大豆が熟す前の未熟果で、大きく普通、茶豆風味、黒豆に分けられます。
枝豆用に改良した枝豆専用も生まれ、専用品種は200種にも及び、各地に独特の在来種があります。
枝豆は収穫適期が短いので、極早生から晩生種をうまく組み合わせ、数回に分けて栽培すると長く楽しめます。
ただし、品種によって種まき時期や収穫時期が異なるので注意してください。
ここでは、枝豆の育てやすい品種や、おすすめの品種を紹介します。
目次
奥原早生【普通】(極早生)
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極めて生育が早く、種まきからわずか70日ほどで収穫できます。背丈は50~60cmほどとやや低く、生育は旺盛で莢の付きが良く、家庭菜園に最適な品種です。
種まき時期(中間地):5月初旬~6月中旬。
栽培期間(中間地):70日ほど。
鶴の子大豆【普通】(晩生)
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種まきから130日ほどで収穫できる晩生種です。大豆専用として有名な品種で、作りやすく、大粒になります。栽培期間が長いので、早生~中生種と組み合わせると長く楽しめます。熟する前に枝豆として利用しても美味しいです。
種まき時期(中間地):5月中旬~6月中旬。
栽培期間(中間地):130日ほど。
おつな姫【茶豆風味】(早生)
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種まきから80日ほどで収穫できる早生種です。茶豆(茶豆風味)特有の甘みと風味、うまみをもちます。大莢で割れの少ない3粒タイプです。莢の充実がよく、全体にまんべんなくつきます。
種まき時期(中間地):4月上旬~6月上旬。
栽培期間(中間地):80日ほど。
湯あがり娘【茶豆風味】(中早生)
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種まきから85日ほどで収穫できる中早生種で、幅広い作型に適します。茶豆(茶豆風味)特有の甘みと風味、うまみをもち、食味の良さに影響するショ糖を多く含む食味に優れた品種です。
種まき時期(中間地):5月上旬~5月中旬。
栽培期間(中間地):85日ほど。
たんくろう【早生】(黒豆)
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種まきから80~85日ほどで収穫できる早生種です。枝豆用の黒豆で、特有の甘みと風味、うまみをもちます。丈は50~60cmほどとやや低く、草勢はやや強く、分枝数の多い品種です。
種まき時期(中間地):4月下旬~6月上旬。
栽培期間(中間地):80~85日ほど。
濃姫(中早生)(黒豆)
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種まきから82日ほどで収穫できる中早生です。3粒莢率が高く、黒豆特有の甘みと風味、うまみをもちます。枝が太くがっちりして、分枝数が多く、たくさんとれます。
種まき時期(中間地):5月上旬~6月上旬。
栽培期間(中間地):82日ほど。
丹波黒大粒大豆(晩生)(黒豆)
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種まきから130日ほどで収穫できる晩生種です。丹波地方の特産品で、煮豆に多く利用されます。生育旺盛で大粒の豆ができ、熟する前に枝豆としても美味しい品種です。
種まき時期(中間地):6月中旬。
栽培期間(中間地):130日ほど。