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夏のナスは、高温と乾燥、茎葉の茂りすぎ、ハダニなどの害虫が増えることによって、株の勢いが衰えて実のつきが悪くなります。
そこで、古くなった葉を切り落とし、夏の間は株を休ませて若返りをさせて、秋に再び良質な実を収穫できるようにするのが更新剪定です。
7月下旬~8月上旬ごろ、株の1/3から1/2をハサミでばっさり切り戻し、株元から30cmほど離れたところにスコップを入れて根を切り、そこに化成肥料を施して追肥して大量の潅水をします。
[更新剪定のやり方]
- 地上部を1/3から1/2を切り戻す。
- 株元から30cmほど離れた場所の根を切る。
- 生育を促すために化成肥料を施す。
乾燥が続くときは、ときどき水やりをして生育を促します。
その後、一カ月ほどすると元気のよい芽が出て生きて、秋にはふたたびおいしい実がとれるようになります。
ただし、更新剪定すると夏の間に収穫できなくなって収量が減ります。
夏の間も元気に育っていて実をたくさんつけている場合や、秋冬野菜のために収穫を切り上げる場合は、更新剪定をしなくてもかまいません。
更新剪定をすると夏の間収穫できなくなるので、家庭菜園では半分だけ更新剪定するのもよいでしょう。
上手に作れば、秋ごろまで続けて収穫できます。
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