白菜の育て方|元肥は多目に、適期に種をまき、害虫対策をしっかり行う

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冬野菜の代表各、白菜

(冬野菜の代表各、白菜)

漬物や冬の鍋には欠かすことのできない白菜。中国が原産で、中華料理でよく使われる野菜です。

白菜は病害虫が多く、初心者には作りにくい野菜ですが、育てやすい品種を選び、適期に種をまき、元肥を多目に入れて、害虫対策をしっかり行うなど、ポイントをきちんと守れば、それほど難しくはありません。

春まきと秋まきができる白菜ですが、春まきは結球しにくく難しいので、家庭菜園では育てやすい秋まきがおすすめです。

大きな白菜は魅力的ですが、まずは育てやすい小型で早生種の品種から挑戦してみてください。

白菜の栄養

白菜のオレンジクイン

(品種:オレンジクイン)

白菜は成分の95%が水分で、栄養価はそれほど高くはありませんが、ビタミンCが多く、カリウム、鉄、カルシウム、食物繊維などがバランスよく含まれています。

加熱するとかさが減ってたくさんの量をとることができ、くせのない味わいで幅広い料理に利用できます。緑の野菜が不足する冬から春にかけての寒い時期に重宝します。

白菜の育てやすい品種

白菜は病気に弱いので、耐病性のある品種を選びます。また、小型のミニ白菜も育てやすくておすすめです。

[秋まき]

育てやすい品種:無双、黄ごころ65(または75)、金将ニ号、王将など。
ミニ白菜:黄味小町、お黄にいりなど。

白菜の育て方

白菜は種まきが遅れると、結球する前に冬を迎えてしまい、結球しなくなります。種まきが早すぎると、暑さから病気などが発生しやすくなります。

種まき適期を必ず守り、冬を迎えるまでに大きな株に育てあげるのがコツです。

育て方の概要

[生育温度]

生育適温は15~20℃で冷涼な気候を好む。

[おすすめの品種]

無双、黄ごころ65(または75)、金将ニ号、王将など。

[連作障害]

あり。2年以上あける。

[元肥]

多目の元肥と苦土石灰。

[種まき時期]

9月上旬。

[苗の植え付け時期]

10月上旬~中旬。

[苗の植え付け方法]

畝幅:90cm。
マルチ:しなくてもできるが、した方が管理が楽に行える。
株間:2列、35cm~40cm。
植え方:浅めに植える。

[栽培中の管理]

追肥1回目:葉が立ち上がってきたころ。
追肥2回目:株の中心の葉が巻きはじめたころ。

[収穫時期]

結球が完成し、手で押さえてみて、かたくしっかりしたら、収穫です。

[病害虫]

害虫:アブラムシ、シンクイムシ、アオムシ、ヨトウムシ、コナガなど。
病気:軟腐病、べと病、白斑病など。

育て方のポイント

  • 育てやすい秋まきがおすすめ。
  • 育てやすい品種を選ぶ。
  • 連作をしない。
  • 元肥を多目に入れる。
  • 種まき時期を必ず守る。
  • 浅めに苗を植える。
  • 防虫ネットなどで害虫対策をする。

白菜の栽培時期

白菜の栽培時期

※品種や地域によって栽培時期は異なります。事前に確認してください。

白菜の苗を作る

畑に直接種まきをして育てることもできますが、苗を作って畑に植え付けた方が管理が簡単です。

9月初旬にポットに種をまきます。9cm(3号)ポットに用土を8分目~9分目まで入れ、3カ所に指で窪みをつけて種を一粒ずつまきます。土を薄く被せて手のひらで軽く鎮圧し、水をたっぷりやります。

発芽までは乾燥に注意し、発芽後は毎朝水やりをします。苗の時期であっても害虫がつきますので、寒冷紗や防虫ネットを覆うなどして対策します。

本葉1~2枚で生育の悪い株を間引きして1本か2本を残し、本葉が4~5枚のころに畑に植え付けます。

白菜の苗

畑の準備をする

白菜は連作を嫌います。白菜を含むアブラナ科の野菜を2年以上は育てていない場所を選びます。また、白菜は肥料切れをすると結球しにくくなるので、元肥を多目に入れます。

苗の植え付けの2週間前に、苦土石灰をまいてよく耕します。1週間前に、堆肥と化成肥料を施してよく耕し、畝を立てて黒マルチを張ります。

準備した畝

苗を畝に植え付ける

苗の本葉が4~5枚になったころに畑に植え付けます。間隔は2列で35cm~40cmとします。

植え付け位置にポットと同じくらいの植え穴を掘り、水をたっぷり入れて引くのを待ちます。そして、ポットから根鉢を崩さないように苗を取り出して浅めに植えます。植え付けたらまわりの土を株元に寄せて株元を軽く押さえて安定させ、もう一度たっぷりと水をやります。

[植え付け手順]

  1. 植え付け位置に根鉢と同じ大きさの植え穴を掘る(マルチ穴あけ器やスコップを使用する)。
  2. 植え穴にたっぷり潅水して引くのを待つ。
  3. ポットから丁寧に苗を取り出して植え穴に浅く植える。
  4. 株元に土を寄せて軽く押さえて安定させる。
  5. たっぷり水をやる。

白菜の苗を植えたところ

害虫対策

白菜はアオムシやヨトウムシなどの害虫がつきやすい野菜です。苗を植え付けたらすぐに防虫ネットや寒冷紗を張り、必ず裾に土を被せて隙間がないようにします。

ネットを張ることで害虫による被害が軽減されますが、完全に防ぐことはできません。害虫を見つけたらこまめに駆除しましょう。

病害虫対策に防虫ネット

追肥をする(1回目)

苗を植え付けて2週間ほどすると、葉が立ちあがってきます。このころに、株のまわりに化成肥料を施します。

葉が立ちあがってきたところ

追肥をする(2回目)

株の中心の葉が巻きはじめたら、条間か株のまわりに化成肥料を施します。

株の中心の葉が巻きはじめたところ

収穫する

収穫時期を迎えた白菜

結球が完成し、手で押さえてみてかたくしっかりしたら、斜めに押し倒し、根元を包丁などで切って収穫します。

収穫した白菜

白菜の保存方法

霜が降りる前までに、広がっている外葉で結球部分を包み込み、麻ひもなどでしっかり縛ります。

関東以北の寒さの厳しい地域では、縛っても腐ってしまいます。収穫して外葉を付けたまま新聞紙で包み、室内で立てて保存します。

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