サツマイモの育て方とコツ|肥料を控えめにすれば失敗しない

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収穫したベニアズマ

サツマイモの育て方

「サツマイモを育てたいけど、広い場所がないから」とサツマイモを敬遠していませんか?

たしかに、サツマイモは広い畑でないと栽培できないように思われます。事実、放っておくと蔓がどんどん伸びて広がっていきます。

ところが、定期的に伸びた蔓を畝の中に戻してやるという一手間だけで、狭い畑でも十分にサツマイモを育てられます。

サツマイモは栽培でも手間はほとんどかからず、暑さや病害虫にも強くて誰でも簡単に育てることができます。野菜づくりの初心者にもおすすめです。

サツマイモの育て方のコツ

  • 土壌の養分が多いと蔓ボケすることから、肥料は控え目か、または入れない。
  • やや酸性の土壌を好むことから、苦土石灰は控えめに入れるか、または入れない。
  • 苗の植え付けは、すべての葉が土の表面にでるようにする。
  • 定期的に蔓を持ち上げてひっくり返し、不定根を切る(つる返し)。
  • 試し掘りから収穫の時期を判断し、天気の良い日に芋を掘りあげる。
  • 低温にあたると芋が腐ることから、収穫は霜が降りる前までに行う。

サツマイモの栽培時期

サツマイモの栽培時期

※品種や地域によって栽培時期は異なります。事前に確認してください。

[収穫時期に関しての大事な注意点]

霜が降りて低温にあたると芋が腐ってしまいます。必ず霜が降りる前までに収穫します。

畑の準備をする

サツマイモを植え付けるには、畝幅70cmの高畝(高い畝)で、1条(1列)とされています。

しかし、家庭菜園では畝の幅を変えることは容易でありませんから、以前に作った作物の畝幅そのまま(100cm前後)とします。ただし、その場合は2条(2列)で栽培します。

事前に深く良く耕し、畝は高めに立てて黒マルチを張っておきます。これがなくても栽培できますが、マルチを張ることによって保温・保湿、雑草の抑制の効果が得られます。

苗を植え付ける

サツマイモは、苗の植え方によって、芋の数や大きさに影響します。葉の付け根部分を多く埋めれば、芋の数が多くなり、小芋になる傾向にあります。少なく埋めれば、芋の数が少なくなり、大きな芋になる傾向にあります。

ここでは、葉の付け根部分を多く埋める「水平植え」を紹介します。消費しやすい小芋になる傾向にあり、植え方が簡単でおすすめです。

水平植え

苗の植え付けは、株間(植え付けの間隔)は、30cmとし、マルチに植え付け用の切れ目を入れ、苗の葉がすべて地表にでるように水平に浅く苗を埋め、活着をよくするために水をたっぷり与えます。

サツマイモの植え付け間隔

植え付けたサツマイモの苗

蔓が広がってきたら「つる返し」を行う

植え付けから2ヵ月もすると、蔓が伸びて四方へと広がります。

このころから、伸びた蔓を畝の中央や空いているスペースへと動かしてやります。これを「つる返し」といいます。

つる返しは、広がった蔓をただ整理するだけでなく、伸びた蔓の節から発生した根を切るという目的もあります。

なぜなら、蔓から発生した不定根はやがて肥大して芋になることがあります。そうすると、養分を多く必要として葉が過剰に茂り、蔓ボケの原因につながります。

定期的に蔓を持ち上げてひっくり返すことは、不定根を切って蔓から芋ができるのを防ぎます。

つる返しをしたサツマイモ

試し掘りをしてから収穫

サツマイモの収穫の目安は、茎や葉が黄色くなりはじめた頃からです。

しかし、サツマイモの成育状況はその年の天候や気温などによって異なりますから、収穫の前に少し試し掘りを行い、芋の大きさを確認しておきます。

試し掘りは、蔓や芋に傷をつけないように土を慎重にどかし、芋に触って大きさを確認します。

サツマイモの試し掘り

試し掘りから収穫の時期を判断し、天気の良い日に芋を掘りあげます。

霜が降りて低温にあたると芋が腐ります。必ず霜が降りる前に収穫します。

収穫したサツマイモ

サツマイモの苗

サツマイモの苗は、芋から発生した蔓の先端から25cm~30cmの位置で切ったものです。店頭では束ねられて売っています。

ちなみに、昨年に収穫した芋や、店頭で売られているポット苗から蔓を発生させて苗を作ることもできます。

ただし、自分で苗を作るには大変な管理と手間がかかります。家庭菜園では苗の購入をおすすめします。

サツマイモの苗

また、売られている苗にも良いもの、悪いものがあります。以下を参考に購入してください。

[良い苗]

  • 茎が太くて葉の色が良い。
  • 長さが25cmから30cmくらい。
  • 節の数が7から8である。

サツマイモの良い苗

[悪い苗]

  • 葉が薄くて色も悪い。
  • 茎が極端に細い。

サツマイモ栽培での黒マルチの効果

黒マルチを使用してサツマイモを栽培すると、次のような効果に期待ができます。

  • 生育初期の地温の確保。
  • 乾燥の防止。
  • 不定根の抑制。
  • 雑草の抑制。

ただし、水はけの悪い場所では芋が腐ってしまいます。この場合はマルチを使用しません。

土壌の養分が多いと芋ができない!?(蔓ボケ)

サツマイモは、土壌の養分が多すぎると、葉ばかりが茂って芋ができなくなります。これを蔓ボケといいます。蔓ボケを起こさないためには、肥料を控えめに栽培することが重要です。

初心者の方は、まずは肥料を与えずに栽培してみてください。肥料を入れすぎることよりも、無肥料の方がうまくいきます。

それでも、葉が茂って芋ができないようであれば、以前に作った作物の肥料が残留していた可能性が考えられます。

サツマイモの育て方 質問&回答

[質問]
サツマイモは連作が可能ですか?
[回答]
サツマイモは連作が可能です。サツマイモは連作障害のでにくい作物です。

[質問]
1株から巨大なイモが1つしかできません。1株から小ぶりのイモが4,5個できる には、どうしたらよろしいのでしょか?
[回答]
サツマイモの芋が巨大になってしまう原因と対処方法を「サツマイモで『巨大な芋になる』『芋の数が少ない』場合の確認5項目」にまとめました。

[質問]
収穫したさつまいもに虫がかじったへこみ穴があるのは害虫または病気ですか
[回答]
齧った跡であれば、コガネムシ(またはドウガネブイブイ)の幼虫かと思われます。畝を耕した際に、コガネムシの幼虫を見つけ次第駆除しています。
穴が開いているのであれば、ハリガネムシかと思われます。

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