サツマイモの支柱栽培｜わずか一畳の畝でもサツマイモを栽培できる

（サツマイモの支柱栽培）

サツマイモの蔓（つる）は、放っておくと四方へと広がってしまい、栽培には広い場所が必要です。

支柱栽培であれば、わずか一畳（90cm×180cm）ほどのスペースでもサツマイモを栽培することができます。

支柱栽培とは、蔓性の植物を支柱に這わせたり、支柱に張った紐やネットに蔓を這わせたりするものです。

しかし、支柱栽培は支柱に巻きついて登っていく蔦（ツタ）性の作物、例えばインゲンやキュウリなどの栽培に向く方法で、サツマイモは蔓性であっても蔦性ではないため、自ら支柱に蔓が巻きつくことはありません。

そこで、支柱に張った紐に蔓を紐に縛りつけてやり、蔓を上へと高く誘引することにより、狭いスペースでもサツマイモを栽培することが可能です。

支柱栽培の道具

サツマイモの支柱栽培の手順を解説します。

サツマイモの苗を通常通りに植えます。

畝の四隅に支柱を立て、紐を張ります。

蔓が伸びてきたら、張っておいた紐に蔓を縛りつけます。

蔓が地面に着くほどに伸びたら、さらに高い位置に紐を張って蔓を縛りつけます。

蔓が伸びる度にこれを繰り返します。

収穫適期や収穫方法は通常の栽培と変わりません。

サツマイモの蔓はとても重く、細い支柱では折れるので、できるだけ太い支柱を使用してください。

蔓を縛らずに放っておくと、絡んでしまい、ほどくのに苦労するので、蔓はこまめに紐に縛ってください。