エンドウの育て方とコツ|連作すると病気が出やすいので注意

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莢を食べる「絹さや」

(莢を食べる「絹さや」)

莢と実を食べる「スナップエンドウ」

(莢と実を食べる「スナップエンドウ」)

エンドウは、中央アジアから中近東地域が原産で、古代ギリシャ、ローマ時代から栽培されていた歴史ある野菜です。

未熟な莢(サヤ)を食べる絹さや、未熟な豆と莢を食べるスナップエンドウ、未熟な豆を食べるグリーンピース、豆を莢から出して食べる実エンドウがあり、それぞれに適した品種があります。

家庭菜園で人気なのは絹さややスナップエンドウで、スナップエンドウは甘みが強く、子供たちにも人気です。

エンドウの栄養

ビタミンが豊富な緑黄色野菜で、とくに、体内でビタミンAに変わるβカロテン、ビタミンB1、Cが多く、食物繊維やタンパク質なども含みます。

エンドウの育て方

栽培中のエンドウ

エンドウの種類には、絹さや、スナップエンドウ、グリーンピース、実エンドウがあり、いづれも栽培方法は同じです。

マメ科の中でもエンドウは連作すると病気が出やすいので、畝をローテーションするなどして育てる場所を変えましょう。

また、酸性に傾いた土壌を嫌いますので、あらかじめ苦土石灰を畑にまいて中和しておきます。

秋に種をまいて小苗の状態で越冬させると、寒い間に根を深くに張り、春先から地上部が一気に生育して次々と実を付けます。

概要

生育温度 15~20℃。
連作障害 あり。5年以上あける。
元肥 苦土石灰と元肥を入れる。
種まき時期 11月上旬。
種まき方法 畝幅:90cm。
マルチ:しなくてもいいが、した方が管理が楽に行え、防寒対策にもなる。
種まき方法:点まき。
株間:1列か2列で30~40cm間隔。
支柱立て 支柱を立ててネットを張る。
栽培中の管理 間引き:一カ所2~3本にする。
防寒対策:株元に藁を敷くか、もみ殻やバークをまく。
追肥1回目:蔓が伸び始めたころ(3月中旬~4月上旬)。
追肥2回目:花の咲き始めたころ(4月上旬~4月下旬)。
収穫 絹さや:莢の柔らかいうちに。
スナップエンドウ:莢が十分に膨らんだら。
グリーンピース:莢にシワがより始めたとき。
実エンドウ:莢の中の豆が丸々としたら。

ポイント

  • 育てたい種類を決め、適した品種を選ぶ。
  • 連作を嫌うため、マメ科の野菜を5年以上は育ててない場所を選ぶ。
  • 酸性の土壌に弱いので、苦土石灰を施して中和する。
  • 種まき時期を守る。

栽培時期

エンドウの栽培時期

※品種や地域によって栽培時期は異なります。事前に確認してください。

秋に種をまいて越冬させ、春から収穫するのが一般的な栽培方法です。

適期に種をまくことが大切で、早まきして大苗になると寒さにやられ、種まきが遅れると冬に枯死してしまいます。

種を用意する

未熟な莢(サヤ)を食べる絹さや、未熟な豆と莢を食べるスナップエンドウ、未熟な豆を食べるグリーンピース、豆を莢から出して食べる実エンドウがあり、それぞれに適した品種があります。

莢を食べる:絹さや
莢と実を食べる:スナップエンドウ
未熟な豆を食べる:グリーンピース
実を食べる:実エンドウ

まず、育てたい種類を決め、次に、適した品種を選びましょう。

畑の準備をする

畝を立ててマルチを張ったところ

エンドウは連作を嫌うので、5年以上エンドウを作っていない場所で育てます。

また、酸性に傾いた土壌を嫌うので、苦土石灰を畑全体に多目に入れて中和します。

種まきの2週間前に苦土石灰をまいてよく耕し、1週間前になったら、堆肥と化成肥料を施して耕し、高めの畝を立て、黒マルチを張ります。

畝を高めに立てることで水はけがよくなり、黒マルチは地温を上げる効果に期待できます。

種まき

エンドウの種まき

適期に種をまくことが大切で、早まきして大苗になると寒さにやられ、種まきが遅れると冬に枯死してしまいます。

準備した畝に、1列か2列(一般的には1列)で、30~40cm間隔の点まきにします。

一カ所に3~4粒、2~3cmの深さにくぼみをつけ、種をまいて土を被せます。

土が浅いと根が浮き上がってしまうので、土をしっかり被せます。

エンドウの条間、株間

種まき後、種を鳥から守るために、防虫ネットや寒冷紗で畝を覆います。

畝を防虫ネットや寒冷紗で覆う

発芽が揃ったらネットを外します。

間引き

発芽して7~8cm(本葉が2~3枚)になったころ、生育の悪いものを間引いて一カ所2~3本にします。

防寒対策

本格的な寒さが来る前に、土寄せを軽くして、株元に藁を敷くか、もみ殻やバークをまいて寒さから保護します。

エンドウの防寒対策

支柱立て

エンドウの仕立て

冬の間に地下では根が大きく育ち、翌年の春先になると一気に成長して次々と花をつけます。

蔓が伸び始める前に、支柱を立ててネットを張り、蔓をネットに誘引(巻きひげをネットに絡ませる)します。

エンドウの巻きひげ

追肥と土寄せ

生育があまり良くないようであれば、窒素成分が少なく、リン酸分の多い肥料で追肥し、同時に土寄せをします。

追肥と土寄せの目安は次の通りです。

1回目:蔓が伸び始めたころ(3月中旬~4月上旬)。
2回目:花の咲き始めたころ(4月上旬~4月下旬)。

収穫

収穫時期の「絹さや」

(収穫時期の「絹さや」)

収穫時期の「スナップエンドウ」

(収穫時期の「スナップエンドウ」)

絹さやは、開花してから25日くらいが目安で、莢の柔らかいうちに収穫します。

スナップエンドウは、開花してから30日くらいが目安で、莢が十分に膨らんだら収穫します。

グリーンピースは、開花してから40日くらいが目安で、莢にシワがより始めたときに収穫します。

実エンドウは、莢の中の豆が丸々としたら収穫します。

絹さや:莢の柔らかいうちに。
スナップエンドウ:莢が十分に膨らんだら。
グリーンピース:莢にシワがより始めたとき。
実エンドウ:莢にシワがより始めたとき。

収穫した「絹さや」

(収穫した「絹さや」)

収穫した「スナップエンドウ」

(収穫した「スナップエンドウ」)

蔓が伸びない

冬越しして生育が旺盛になる春先、葉が黄色くなって枯れたり、葉が縮れて蔓が一向に伸びないのは、立枯病や根腐病などによる連作障害です。

エンドウを一度作った場所では5年以上あけて栽培するようにしましょう。

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