農薬を使わない病害虫の防除

スポンサーリンク

病害虫の防除

病害虫の発生は野菜を作るうえで避けては通れない問題です。

土づくりや除草など、手間と時間をかけて育てても、病気や害虫によって収穫できなくなってしまうこともあります。

とくに初心者にとっては、農薬を使わずに野菜を守ることはとても難しいことです。

しかし、病害虫を防ぐための工夫をすることで、被害を少なくすることはできます。

健康に育てる

健康に育つレタス

病害虫予防の基本は、野菜が健康に育っていることです。

そのためには、土づくりはしっかりと行い、水はけをよくし、肥料は与えすぎず、雑草を放置しないことです。

健全な苗を使用する

健康な苗

よい苗を植えましょう。

苗半作というように、苗の良し悪しは栽培の結果に大きく影響します。

苗選びのポイントとしては、大きめで強そうな苗を選ぶことです。

売れ残った苗や、ヒョロヒョロして弱そうな苗は避けましょう。

[関連記事]
野菜の苗の選び方

適期に栽培する

野菜の栽培適期

野菜には、種類や品種によって育つのに適した時期があります。

適した時期から外れて栽培すると、適温でないために野菜が弱ってしまったり、病害虫が多く発生したりします。

種類や品種の栽培適期をかならず確認し、適期に栽培するようにしましょう。

[関連記事]
野菜は適期に栽培しよう

多めに種をまく、苗を植える

多めに種をまいたシュンギク

病気や害虫による被害はかならず出ます。

畑のスペースに余裕があるときは、多めに種をまいたり、苗を多めに植えることで、被害にあってしまった分を補うことができます。

ただし、密にたくさん栽培するのは、日あたりや風通しが悪くなり、病害虫の発生の原因になるのでやめましょう。

害虫を寄せつけない

防虫ネットでトンネル

防虫ネットのトンネルで野菜を覆って害虫を寄せつけないようにします。

アブラムシは光を反射するものを嫌うので、シルバーマルチを使用すると被害を少なくできます。

[関連記事]
防虫ネットでトンネルする

雑草を放置しない

雑草は害虫のすみかとなりやすいので、放置せずにこまめに除草します。

大きくなった草を抜くのはたいへんなので、草が小さいうちに除草しましょう。

[関連記事]
しっかり除草しよう

連作しない

同じ科の野菜を同じ場所で作り続けると、その野菜を好む病原菌が繁殖したり、成分が偏るなど、連作障害を起こします。

とくに連作障害で困るのは、土中で増えてしまったセンチュウです。

センチュウは野菜の根にこぶを作ったり、根を腐らせたりします。

繁殖を防ぐいちばんの方法は連作しないことです。

[関連記事]
連作障害と輪作について

天敵を利用する

テントウムシ

カマキリはバッタやイモムシを捕食します。

テントウムシはアブラムシを捕食します。

これら害虫を捕食する虫を益虫といって、害虫の多いところに放すのも一つの方法です。

接ぎ木苗を利用する

接ぎ木苗

植物には2本の枝を強く隣接していると、互いに癒着して1本の枝になるという性質があります。

この性質を利用して、人工的に枝をつなぐ方法が接ぎ木です。

栽培したい野菜を穂木、根だけを提供する植物を台木と呼びます。

耐病性の台木に接ぎ木することで、連作障害や病気への抵抗性が強まります。

[関連記事]
接ぎ木苗とは

品種の力を利用する

品種改良によって特定の病気にかかりにくい性質をもったものがあります。

これら耐病性のある品種を使用することで、病気の発生を抑えることができます。

コンパニオンプランツを利用する

コンパニオンプランツのバジル

コンパニオンプランツとは、いくつかの植物をいっしょに育てることで害虫を駆除や忌避するなど、よい影響を与える植物の組み合わせのことをいいます。

マリーゴールドは、根から出る成分でセンチュウを駆除する働きがあることはよく知られています。

[関連記事]
コンパニオンプランツをうまく利用しよう

太陽熱を利用する

太陽熱消毒

太陽の熱を利用して土を消毒することができます。

真夏に透明マルチを張ることによって、畑の土の温度が上昇し、土の中に潜む病原菌や害虫が死滅して少なくなったり、雑草が生えにくくなるなどの効果が期待できます。

太陽熱消毒ができるのは、熱をじゅうぶんに利用できる7~9月のもっとも直射日光の強い時期に限られます。

[関連記事]
真夏の太陽熱消毒で土をリフレッシュ

害虫をこまめに駆除する

家庭菜園でできる病害虫対策の基本は、見つけたらすぐに駆除することです。

害虫が大量発生してしまったり、病気が蔓延してしまってからでは対処が難しくなるので、野菜をよく観察し、害虫や病気を見つけたらすぐに対処します。

こまめに観察して根気よく駆除することで、被害をぐっと減らすことができます。

スポンサーリンク