サンチュは、ほどよい苦みが特徴で、焼肉には欠かせない葉ものとして人気です。
葉をかきとって食べる非結球レタスで、「かきちしゃ」とも「包み菜」とも呼ばれます。
生育旺盛で病害虫にも強く、丈夫で育てやすいです。
寒さに強く暑さに弱いので春と秋が栽培適期です。
外葉からかきとりながら長く収穫できるので、株数が少なくてもたくさん収穫できます。
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サンチュの育て方(畑)
栽培カレンダー
春と秋が栽培適期です。
栽培メモ
- 科名
- キク科・アキノノゲシ属
- 別名
- かきチシャ(和名)、包み菜
- 難易度
- やさしい
- 置き場所
- 日の当たる場所~半日陰
- 背丈
- 20~30cm
- 種?苗?
- 種と苗のどちらでもOK
- 生育適温
- 18~22度
- 追肥
-
1回目:発芽して2週間ほどたったら
以降:2週間おき
- 病害虫
- 病気:モザイク病、うどんこ病、腐敗病、軟腐病など
害虫:アブラムシ、ハダニ、ハモグリバエ、ヨトウムシなど
栽培のコツ!
- 種が隠れる程度にごく薄く土をかぶせる
- 乾燥させすぎないようにする
- 防虫ネットで覆って害虫から守る
- 肥料を切らさない
- 外葉からかきとって収穫する
プランター向きの品種
青葉種と赤葉種の2種類があります。
[青葉種]
春作に向いています。
[赤葉種]
秋作に向いています。
準備するもの
48Lのプランター、種、培養土(14L×2)、鉢底石(0.5L×15)、ラベル、防虫ネットセットなど。
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必要な道具を準備しましょう
種まき
プランターの底に鉢底石を約2cm並べ、培養土をプランターの深さの8分めまで入れて平らにならします。
条間を15cm、株間を15cm程度の間隔をあけて種をまきます。
一か所に4~5粒まいて、発芽に光が必要とするので種が隠れる程度にごく薄く土をかぶせます。
軽く手で押さえて種と土を密着させ、たっぷりと水をやります。
発芽するまでは乾かさないようにします。
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プランターでの種まき
害虫対策
サンチュは害虫の発生が少ない野菜ですが、アブラムシ、ハダニ、ハモグリバエ、ヨトウムシなどが発生することがあります。
生育初期に葉を食害されると生育が著しく悪くなるので、防虫ネットを被せて育てると安心です。
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防虫ネットを被せて虫よけ
間引き
間引きを2回行い、本葉5~6枚までに1か所につき1本にします。
[1回目]
本葉1~2枚になったら、茎が伸びて徒長した株や葉の形が悪いもの、生育の遅い株を間引き、1か所につき2本ずつ残します。
間引き後、株のぐらつきと根の乾燥を防ぐために左右から土を寄せます。
[2回目]
本葉5~6枚で2回目の間引きをして、1か所1本にします。
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たくさん発芽させて間引きをしよう
追肥
発芽して2週間ほどたったら、株間とプランターの縁に少量の肥料を施します。
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追肥のコツを知っていますか?
水やり
サンチュは水を好むため、乾燥しすぎると葉の品質が悪くなります。
土の表面が乾いたら水を与えます。
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水やりが重要なポイント!
収穫
株が大きくなり、葉の数がじゅうぶん増えたら収穫をはじめます。
手のひら大になった外葉から、葉のつけ根からかきとります。
大きな葉を5枚以上残しておくと、繰り返し収穫することができます。
とりすぎると生育が悪くなるので注意します。
以降の追肥
かき取りながら長く収穫を続けるためには、肥料を切らさないように追肥を定期的に行います。
1回目の追肥から2週間おきに追肥します。
注意する病害虫
アブラムシ、ハダニ、ハモグリバエ、ヨトウムシなどの害虫がつくことがあります。
よく観察して、見つけしだい駆除します。