プランターは土の量が限られていて土が乾きやすいので、毎日の水やりが重要なポイントとなります。
土の表面が乾いたら水やりのタイミングです。プランターの水抜き栓から水が出るくらいたっぷりと水を与えます。
水やりには根に水分を補給するだけでなく、土の肥料を溶かし、養分を根が吸収しやすくする働きがあり、そのほか、土の中を水が通り抜け、新鮮な空気に入れ替える役割もあります。
[水やりの目的]
・肥料を溶かし、根が吸収しやすくする。
・古い空気を追い出し、新しい空気を入れる
ハス口を選ぼう
ジョウロのハス口は、容量の大きいものを使いましょう。
容量が大きいと、水の勢いがやわらかくなります。
容量が小さいと、水の勢いが強くなり、芽が出たてのときなどは株を傷めたり、土を固く締めてしまう原因になります。
水やりの基本
水やりは回数を少なくし、一度にたっぷり与えるのがポイントです。
「土が乾いたら水やり」が基本です。夏は乾燥しやすいので土が乾いていたら朝と夕方の2回、秋から春にかけては午前中の早い時間に1回です。
土の表面が白っぽく乾いたら、ジョウロのハス口を上に向けて、静かにぜんたいにまんべんなく水を土にしみ込ませます。
水が葉にかかると病気になりやすくなるので、低い位置から根元にかけるようにします。
また、水をやりすぎると、発芽障害や根腐れを起こすのでやりすぎに注意します。
[上手な水やり]
・土が乾いていたら水をやる
・水抜き栓から水が出るまでたっぷり与える
・真夏は夕方も水を与える
・ぜんたいにまんべんなく水を与える
・泥はねさせない
[下手な水やり]
・水やりの回数が多い
・少ししか水をやらない
・強い水量で水を与える
・野菜の茎や葉に水をかける
水やりの方法
ジョウロは、ハス口の穴が小さくて容量が大きく、細かい水がたくさん出るものがよいです。
野菜の枝や葉に水がかからないように、野菜を手で押さえて株元に水を与えます。
水抜き栓から水が出るくらいにたっぷり水を与えます。
便利な水やり資材
何日か(1日から2日)留守にするときは、応急処置として、ペットボトルを使った自動潅水器(給水器)が便利です。
100均などで売られている自動潅水器を水を入れたペットボトルの口につけ、プランターの土にさしておくだけで自然に水を補給することができます。
類似の給水グッズも市販されているので、それらを利用するのもよいでしょう。
長期間留守にするときは、市販の自動潅水機を利用するとよいでしょう。
タイマーをセットすれば自動的に水やりをしてくれます。
乾燥しにくくするには
夏場は乾燥しやすいので、土の表面をわらで覆っておくと、乾燥しにくくなります。
わらの代わりに、不織布やわらイラズなどで覆うのも乾燥防止になります。