サラダ菜は、レタスの仲間で、葉の緑が濃く、葉肉が厚くしんなりしているのが特徴です。
巻き方はゆるやかで先端が開いていますが、球レタスと同じ結球タイプです。
葉にバターを塗ったような照りがあり、バターヘッドとも呼ばれます。
種まきから収穫開始まで60日ほどと短く、暑さにも強く、病害虫の心配もほとんどありません。
かき取りながら長く収穫を楽しめるので、プランターで育てるのに向いています。
[関連記事]
サラダ菜の育て方(畑)
栽培カレンダー
寒さにやや弱いので、春まきでは早まきしないように注意します。
栽培メモ
- 科名
- キク科
- 別名
- バターヘッド
- 難易度
- やさしい
- 置き場所
- 日の当たる場所~半日陰
- 背丈
- 10cm
- 種?苗?
- 種と苗のどちらでもOK
- 生育適温
- 18~22度
- 追肥
- 1回目:最後の間引きの後
以降:2週間おき
- 病害虫
- 病気:べと病、軟腐病など
害虫:アブラムシ、ヨトウムシなど
栽培のコツ!
- 肥料を切らさない
- 外葉をかき取って収穫する
プランター向きの品種
岡山サラダ菜など。
[岡山サラダ菜]
生育の早い極早生種です。
暑さや寒さに強く、トウ立ちも遅いので、育てやすいです。
葉は大型でやわらかく、品質にすぐれます。
準備するもの
48Lのプランター、種、培養土(14L×2)、鉢底石(0.5L×15)、ラベル、防虫ネットセットなど。
[関連記事]
必要な道具を準備しましょう
種まき
サラダ菜は寒さにやや弱いので、春まきでは早まきしないように注意します。
プランターの底に鉢底石を約2cm並べ、培養土をプランターの深さの8分めまで入れて平らにならします。
条間を15cm、株間を15cm程度の間隔をあけて種をまきます。
一か所に4~5粒まいて、薄く土をかけ、軽く手で押さえてからたっぷりと水をやります。
発芽するまでは乾かさないようにします。
[関連記事]
プランターでの種まき
害虫対策
サラダ菜はレタス類で害虫の少ない野菜ですが、アブラムシやヨトウムシなどがつくことがあります。
防虫ネットでトンネルすると安心です。
[関連記事]
防虫ネットを被せて虫よけ
間引き
間引きを2回行い、本葉5~6枚までに1か所につき1本にします。
[1回目]
本葉1~2枚になったら、茎が伸びて徒長した株や葉の形が悪いもの、生育の遅い株を間引き、1か所につき2本ずつ残します。
間引き後、株のぐらつきと根の乾燥を防ぐために左右から土を寄せます。
[2回目]
本葉5~6枚で2回目の間引きをして、1か所1本にします。
[関連記事]
たくさん発芽させて間引きをしよう
追肥
2回目の間引きのあと、株間とプランターの縁に少量の肥料を施します。
[関連記事]
追肥のコツを知っていますか?
収穫
本葉が10枚以上になったら収穫を開始します。
外葉から1枚ずつかき取って収穫すると長く収穫できます。
古くなった葉や中心から数枚の葉は残します。
古くなると葉の色が薄くなるので、色が濃いうちに収穫します。
以降の追肥
かき取りながら長く収穫を続けるためには、肥料を切らさないように追肥を定期的に行います。
1回目の追肥から2週間おきに追肥します。
注意する病害虫
サラダ菜は害虫の少ない野菜ですが、アブラムシ、ヨトウムシなどの害虫がつくことがあります。
よく観察して、見つけしだい駆除します。