サンチュの育て方とコツ|葉をかきとって長い間収穫

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生育中のサンチュ

韓国料理でおなじみのサンチュは、チマサンチュとも呼ばれ、ほかに「掻きチシャ」「パオ」「焼肉レタス」「かきちしゃ」「カッティングレタス」ともいわれます。

地中海沿岸地方から中近東が原産といわれ、日本では、古く平安時代から多く栽培されていたといわれます。

近年、熱いものを包んでもとろけないことから、焼肉を包むのに用いられ、人気が高まりました。

暑さや寒さに比較的強く、手間もあまりかからず、害虫の被害も少なくて育てやすい野菜です。

結球せずに茎が伸び、葉を1枚ずつかきとって収穫するので、少しずつ、長い間収穫を楽しめます。

だれでも簡単に栽培できるので、野菜づくりの初心者におすすめです。

栽培のポイント

  • 春まきよりも秋まきが育てやすい
  • 種まきで、種に被せる土は薄くする。
  • 葉をかきとって長く収穫する。
  • 寒さ対策に寒冷紗やビニールでトンネルする。

栽培時期

サンチュの栽培時期

※品種や地域によって栽培時期は異なるので、事前に確認してください。

春まき・秋まきで栽培することができますが、レタス類は涼しい気候を好むことや、春まきはとう立ちや害虫の心配があることから、秋まきが育てやすいです。

品種

とくに品種に分かれてはいませんが、青葉種と赤葉種があります。

青葉種と赤葉種を混植して、彩を楽しむこともできます。

苗を作る

サンチュの種まき

春まきでは2月中旬~5月中旬、秋まきでは8月中旬~9月中旬にタネまきします。

育苗トレー(200穴)、または9号ポット(10cm)に用土を入れます。

用土は、農協で販売されている「げんきくん1号」か「げんきくんセル100」がおすすめです。

1箇所に2~3粒の種をまき、薄く土を被せます。

サンチュの種子は好光性といって、発芽に光が必要なので、土を厚く被せると発芽しにくくなります。

発芽して本葉が1~2枚になったころ、生育の良い株を1本残し、ほかは引き抜きます。

本葉が4~5枚のころに畑に植えます。

サンチュの苗

畑の準備

サンチュは同じ場所で作り続けると生育が悪くなることがあるので、1~3年はサンチュを含むキク科の作物を栽培していない場所を選びます。

葉をかきながら長く収穫でき、やや生育期間が長いので、元肥を多めに施しておきます。

苗を植える2週間前に、畝に苦土石灰を施してよく耕し、植える1週間前に、畝に元肥を入れてよく耕し、黒マルチを張っておきます。

黒マルチは、雑草の抑制や、地温を上げる効果に期待できます。

苗を植える

サンチュの苗を植えたところ

苗の本葉が4~5枚になったころに畑に植えます。

最適な植え付け時期は、春では4月上旬~5月下旬、秋では9月中旬~10月上旬です。

苗の植え方は、90cm幅の畝であれば2条または3条とし、株間を30cmにします。

苗を植えるときに土が乾いているようであれば、植え穴に水をたっぷり入れ、水が引いたところで苗を植えます。

植え付け後にたっぷりと水をやります。

サンチュは害虫がつきにくいので、防虫ネットでトンネルしなくても育てられます。
※地域によってはハモグリバエなどの被害を受けることがあります。

サンチュの株間

生育の様子をみながら追肥

植えつけ後は生育の様子をよく観察し、苗を植えて2週間~3週間して、生育が遅れているようであれば追肥を施します。

下葉をかきとって長く収穫

かきとって収穫

株が大きく育ってきたら、下葉から順に摘みとって収穫します。

若い葉を早めにとる方が、やわらかくて美味しい葉が食べられます。

葉はぜんぶとらず、5~6枚は残すようにしましょう。

収穫したサンチュ

病害虫

病害虫には強く、あまり心配はありませんが、アブラムシやハモグリバエがつくことがあります。

アブラムシは見つけしだい早めに除去し、ハモグリバエは目合い1mm以下の防虫ネットでトンネルして防除しましょう。

寒さ対策

寒冷紗で防虫・防霜

サンチュは比較的寒さに強い方なので、収穫しながら冬を越すこともできます。

しかし、霜が当たると葉が傷むので、寒冷紗やビニールでトンネルして寒さから守ります。

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