キャベツは独特の甘みを持っていて、サラダなどの生食、炒め物、煮物など、さまざまな料理に利用されます。
栄養価では、ビタミンCをはじめ、ビタミンU、カリウム、カルシウム、食物繊維が豊富に含まれています。
ビタミンCは芯に近い部分に多く含まれ、風邪の予防効果があります。
ビタミンUも含まれ、胃酸の分泌を抑え、胃腸の粘膜を健康に保ち、胃炎や潰瘍の予防・回復に効果があるといわれています。
ビタミンUは正確にはビタミンではなく、体内でビタミンと同じような働きをする物質で、キャベツから発見されたのでキャベジンとも呼ばれ、薬の名前にもなっています。
ビタミンCやUは、水溶性で加熱にも弱いので、これらを効率よくとるには生で食べるのが一番です。
ビタミンKも含まれ、骨を丈夫にする作用があり、骨粗鬆症の予防に効果があります。
葉の緑の部分にはカロテンが多く含まれています。
食物繊維も豊富で、便通をよくする効果があります。
キャベツの部位によるビタミンCの含有量に差があります。
いつもは捨ててしまう外葉や軸の部分には、内部の葉よりもビタミンCがたくさん含まれています。
調理方法を工夫して、キャベツの栄養を残さず食べるようにしましょう。