くせがなく特有の風味があるオクラ。
オクラのネバネバのもととなっているのは、食物繊維として働くペクチンと、糖たんぱく質のムチンです。
ムチンには、胃の粘膜を保護したり、タンパク質の消化を促進して整腸といった働きがあります。
夏バテ防止や胃腸の調子をととのえる働きがあるため、夏にたくさん食べたい野菜です。
ムチンを多く含むやまいも、れんこん、納豆、なめこなどの食材と組み合わせれば、胃の粘膜を保護する働きが一層アップします。
オクラには産毛があり、口当たりが悪くなるため、調理の前に塩をふってまな板の上でころがしてうぶ毛をとります。
五角のオクラを小口切りにすると断面の星形がかわいらしいのでサラダやスープのトッピングにも最適です。
みじん切りにすれば薬味としても利用できます。
種には苦みがあるため、取り除くと味わいがよくなります。
カレーやシチューにそのまま入れるだけでも、手軽に栄養を摂ることができます。