ジャガイモは、アンデス山系の3,000m以上の高地が原産で、16世紀末にヨーロッパに伝えられました。
当初は、珍しい花を観賞するためにフランスの宮殿で栽培され、ルイ16世の王妃マリー・アントワネットは帽子にジャガイモの花を飾りました。
その後、17世紀のうちに食用作物としての栽培が本格的に始まります。
日本へは、慶長3年(1598年)、ジャワのジャカルタから長崎に伝わり、これが「じゃがたらいも」となり、後にジャガイモとなりました。
栽培され始めたのは18世紀(明治時代)に入ってからで、19世紀後半(江戸末期)には、主作物として全国的に広まりました。