キャベツのグリーンボールの栽培レポになります。一般的なキャベツの彩里と同時にグリーンボールを栽培してみましたが、明確な違いが見られて面白かったです。
キャベツのグリーンボールの種を注文(2014年7月18日)
キャベツの栽培で失敗したことはなく、自信を持って栽培できる野菜のひとつです。そこで、今年は珍しい品種も栽培してみようと考えました。育てやすい品種と、珍しい品種のキャベツを、一緒に育てます。
キャベツで珍しい品種といえば、ミニキャベツ、巨大になるキャベツ、筍型になるキャベツ、そして、ちりめんキャベツでしょうか。それらの珍しい品種をこちらで紹介させていただきました。参考になることがあれば何よりです。
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(珍しい)キャベツの品種「ミニ、巨大、レッド、筍型、ちりめん」5選
この中にはない品種になりますが、一般的なキャベツよりも一回り小さく、丸型で、葉がやわらかくて美味しい「グリーンボール」にします。育てやすい彩里と、グリんボールの種を注文しました。
葉が硬くて割れにくく、萎黄病や黒腐病に抵抗があり、育てやすい「彩里」と、小型で、葉がやわらかくて割れやすいが、美味しいグリーンボール。品種による違いがどう現れるか、生育の様子が楽しみです。
通販で注文した「グリーンボールの種」が届いた(7月30日)
注文にミスがあって遅れましたが、グリーンボールと彩里の種が届きました。
グリーンボールの種まき(7月30日)
通販で購入したグリーンボールの種が届きましたので、ポットに種をまいて、苗作りを始めます。
JAで購入した培土の「セルまき2号」と「げんきくん1号」で育ててみようと、実験的なことをしてみます。
左から、グリーンボールとげんきくん1号、彩里とげんきくん1号、グリーンボールとセルまき2号、彩里とセルまき2号となっています。
1つのポットに5粒づつ種をまいてます。後に、間引きと植え替えを行う予定です。
家の庭の隅にある苗床に苗を入れて、水やりをしながら大事に育てていきます。
苗の間引きと植え替え(8月18日)
種をまいて2週間と少し過ぎ、グリーンボールの苗の本葉が2、3枚になりました。間引きと植え替えを行います。
元気に育っていない株は間引き、元気に育っている株は、1つのポットに2株づつとなるように、植え替えを行います。
グリーンボールの苗を畑に植え付け(8月30日)
種まきから一月が経ち、キャベツのグリーンボールの苗が出来ました。
なぜか、苗の育ちがまばらです。培土の「セルまき2号」と「げんきくん1号」による違いはさほど差はでませんでしたが、グリーンボールと彩里とで苗の育ちの違いが見られます。
写真の左側はグリーンボールで、右側は彩里です。彩里の苗の方は、全体的に大きく育ち、グリーンボールの苗の方は、葉に厚みがあります。
植え付け時期ですので、畑に苗を植え付けます。
畝を立てて、黒マルチを張ったところです。この畝で、白菜とキャベツ、キャベツはグリーンボールと彩里を栽培します。なので、畝の4分の1でグリーンボールを栽培することになります。
グリーンボールと彩里の苗を植え付けたところです。グリーンボールは小型ですので、通常のキャベツよりも株間を少し狭くして、チドリの3条で植え付けました。
キャベツは害虫がつきやすい野菜です。植え付けが終わったら、すぐに防虫ネットを張ります。ネットの裾に土を掛けて、しっかり埋めて隙間をなくします。
生育中のキャベツの様子(10月11日)
防虫ネットの中ですくすく育ち、結球が始まりました。
半分より左がグリーンボール、右が彩里です。この時点では、さほどの生育の違いは見られません。
品種による違いが見られる(11月3日)
球が肥大し、彩里は綺麗な球になりましたが、グリーンボールは球の表面の葉が少し割れてます。「グリーンボールは葉がやわらかい」とあったので、割れやすいようです。
グリーンボールと彩里を収穫(11月8日)
球が十分に肥大しましたので、両方とも収穫しました。
収穫したキャベツを家に持ち帰り、グリーンボールを半分に切ってみると、特徴でもある丸さが良く分かりました。
夏まきで11月の収穫で栽培しましたが、春キャベツのように葉はやわらかく、サラダ(生食)で美味しいキャベツでした。