前にも書いたような気がしますが、トマトに雨よけは必要ですか?効果はありますか?
結論から書きますと、効果がありそうです。
なぜなら、3月の大雪でビニールハウスが壊れてしまった農家さんが、露地でトマトを栽培しており、雨よけカバーをしてるからです。農家さんが雨よけカバーをしてるのですから、効果があるのでしょう。
でも、トマトの雨よカバーは都市伝説なのでは?
そんな気がしてしょうがないです。
トマトの栽培=雨よけをする これを疑う人は少ないと思います。
私も疑問を持つより先にカバーをしました。
そもそも、トマトに雨よけをするのはなんでだっけ?
前に調べたことがあり、「トマトの茎や葉に雨があたって病気になるのを防ぐため。雨で降って水を一気に吸って実が割れるのを防ぐため。」だったような・・・。
大かたは間違いないと思いますが、改めて調べてみると、他に「水を制限して甘いトマトにする」ってのもありました。
露地で水をコントロールできるの?
ビニールハウスであれば、与える水の量をコントロールできるでしょう。しかし、露地で水の量をコントロールするのは可能だろうか?
雨よけカバーでトマトを完全に囲ったとしても、その下の地面は繋がっているわけで、水が侵入してくるのではないかと思います。カバーをすることによって、水の量を少なくできているのか?疑問です。
また、マルチをしていれば、トマトが一気に水を吸い上げることはないです。雨よけよりも、マルチの方が大事だと思います。
雨があたるだけで簡単に病気になってしまうの?
いくら雨の少ないアンデス山脈高原地帯が原産とはいえ、雨は降るわけですし、品種改良もされています。風があれば簡単にビニールの中に雨が入ります。
甘くなるほど水を絶てるの?
農家さんによっては、トマトの出荷前に完全に水を絶ちます。茎や葉が枯れた中に、糖度の上がった赤いトマトがあります。この説明で十分かと思います。
台風が来たらどうしてます?
台風が来るとなった時、ビニールを剥がすのに手間がかかります。剥がせばまた被せるんですよね。
私は横着ですので、台風でビニールが飛ばされないように、支柱にビニールをがっちり固定しました。
台風が来てもビニールは飛びませんでした。でも、支柱ごと飛びました(汗。
飛んだ支柱がトマトの上にかぶさり、トマトの主枝をすべて折りました。
台風が来ても飛ばない頑丈な雨よけ・・・。と考える一方で、そもそも、それだけの手間暇をかけるだけの効果があるのか?とも疑問を持ったわけです。
トマトに雨よけカバーをしないで栽培する実際
「必要かどうか分からなければ、雨よけカバーをしておけばいいか」と思わくもないですが、トマトに雨よけカバーをするには手間がかかります。
今年はトマトに雨よけをしていませんが、今のところ順調です。収穫を一回しました。梅雨中なので雨が連日降ってますが、実は割れていません。病気にもなっていません。
手間暇を考え、これからも雨よけカバーをしない予定です。
いつか後悔するかな?