家庭菜園日記 -東京の畑-

家庭菜園が大好きなサラリーマンです。夢だった広い畑をお借りして、手探りながらも、どうにかこうにか野菜の栽培を楽しんでいます。

野菜栽培レポ

ミニカボチャの「坊ちゃん」の栽培レポ

更新日:

防虫ネットを使用して、ウリハ虫の猛攻を防ぐことができ、ミニカボチャの坊ちゃんの実をたくさん収穫することができました。

収穫した坊ちゃん

ミニカボチャの坊ちゃんの「苗」を注文

以前にミニカボチャの坊ちゃんを栽培したことがありまして、その時はウリハ虫の猛攻によって失敗しました。収穫できた実は、わずかに1個か2個です。一緒に育てた、同じくミニカボチャのオレンジパンプキンはいくつか収穫できたので、その種から3年、栽培を繰り返しました。

オレンジパンプキンの種をとってありますが、家族の間でオレンジパンプキンの実が不評なので、今年はスタンダードなカボチャを栽培することにします。

大きいカボチャを栽培するスペースはありませんので、大きいカボチャよりも栽培のスペースが狭く、消費的に便利な大きさの、またミニカボチャを栽培します。

そして、品種は、黒緑色で細いストライプがあって、カボチャらしい姿で、食味も良いとされる、坊ちゃんカボチャにします。

支柱を使って空中栽培をしてきましたが、毎回ウリハ虫の猛攻が凄いので、今年は一般的である地這い栽培をして、ギリギリまで防虫ネットを使用してみます。

ミニカボチャであっても、蔓を四方に広げて広いスペースを必要としますので、栽培できるのは、スペース的に1株だけです。

1株であれば、種を買って苗を作るよりも、苗を買った方が安くなりますし、苗作りの手間も省けますので、苗を1株だけ購入して栽培します。

高木農園さんの通販を利用して、ミニカボチャの坊ちゃんの苗の1株を注文しました。

ミニカボチャの坊ちゃんの「苗」を注文

坊ちゃんカボチャの特徴

500g前後の実になるミニカボチャの代表品種です。早生種の豊産型で、草勢は強くて育てやすく、家庭菜園に向いています。

畝を立てて、坊ちゃんカボチャの苗を植え付け(2014年5月10日)

小玉スイカ、プリンスメロンと同じ畝で栽培します。一つの畝で栽培するのはすべてウリ科となりますので、苗を植え付けてたら、防虫ネットでトンネルして、ウリハムシ対策をします。

坊ちゃんの苗を植え付け

坊ちゃん(ウリ科)の畝に防虫ネット(5月20日)

今まで散々、ウリハ虫の猛攻にやられてきました。今年はウリ科の畝に防虫ネットを張って防除することにします。ウリハ虫の被害にあう前にと、苗を植え付けてすぐに防虫ネットを張りたかったのですが、時間がなく、ようやく防虫ネットを張りました。

坊ちゃん(ウリ科)の畝に防虫ネット

ウリハ虫が大量に発生すると、まだ苗であれば一夜にして葉を食いつくされますし(穴だらけに)、株元に卵を産みつけられると、幼虫が根を食害するようです。

苗を植え付けてから、防虫ネットを張れない間があって心配しましたが、まだウリハ虫は発生していませんので、間に合いました。

摘心して子蔓の発生を促す(5月24日)

無事に根がつき、葉は増え、生育が盛んになってます。

小玉スイカとプリンスメロンを摘心しまして、ミニカボチャの坊ちゃんも摘心します。

坊ちゃんを摘心

他のウリ科と一緒に摘心しましたが、「たしか、カボチャは品種によって摘心する、しない、があったな」と思いだして、調べてみると、日本種は摘心して子蔓を育てる、西洋種は摘心しないで親蔓を育てる、とあります。そして、日本種の特徴は「表面に溝がある」ですから、「溝のある坊ちゃんカボチャは摘心する」ってことですね。あっててよかったです。

農家さんのカボチャの栽培では、蔓をたくさん出して栽培しているのと、蔓を一本だけだして栽培してるのを見たことがあります。日本種か西洋種かで、栽培方法を変えているのでしょう。

坊ちゃんがいくつか結実(6月9日)

坊ちゃんに花が咲くIMG_0572-b439b

手前が、栽培中のミニカボチャの坊ちゃんです。いくつか、花が咲いているのが見えます。

生育が著しく、花が咲いていて、すでにいくつか結実しています。防虫ネットをしていますので、咲いた花は人工授粉しておきました。カボチャは花が大きいので、人工授粉が簡単ですよね。花粉がたくさん出ている雄花を摘み取り、雌花に擦りつけます。

いくつか結実

防虫ネットを外す(6月22日)

ウリハ虫がたくさん飛び始めました。毎年恒例である、ウリハ虫が大発生しています。

今年は、坊ちゃんカボチャに防虫ネットをして栽培しているので、被害はまだありません。しかし、ネットの中で密に栽培しているため、うどんこ病の大発生が心配されます。

しかも、混み合ってきました。一緒に栽培してる小玉スイカやプリンスメロンの人工授粉のタイミングなどが難しくて大変なので、防虫ネットを外すことにします。

防虫ネットを外す

防虫ネットを外して2日が過ぎると、やはり、大量のウリハ虫がウリ科に群がってます。心配ではありますが、株はすでに大きく育っていますので、耐えられると思います。

実の肥大が終わり、成熟期

最初についた実の肥大が終わり、成熟期に入ったようです。

ウリハ虫の発生のピークが過ぎた?(7月3日)

防虫ネットを外して、10日と少しが過ぎました。

ウリハ虫によって葉に穴があけられてる

坊ちゃんカボチャの葉を見てみると、ウリハ虫によって葉に穴があけられてます。でも、さらに良く観察すると、ウリハ虫が数匹はいるものの、以前のように大量にはいません。

以前は、多すぎてお手上げで、駆除もしませんでした。今は数が少ないので、手で駆除しておきました。もしかしたら、ウリハ虫には発生のピークがあるのかもしれませんね。

しかし、心配していた「うどんこ病」が発生し始めました。酷いところは葉を除去し、株元に石灰をかけておきました。石灰は効果があるのかどうか、気になります。

2回目の坊ちゃんの収穫(7月20日)

すでに、4個ほど収穫して、親戚に差し上げてます。今回は、2回目の収穫になります。

株がだいぶ疲れてきた

株がだいぶ疲れてきてます。それでも、まだ蔓を四方に伸ばしていますが、株元からうどんこ病が広がっていってます。

成熟した坊ちゃんの実を6個収穫できた

成熟した坊ちゃんカボチャの実を6個収穫できました。

家の裏の屋根の下に吊るして保存

一度に食べきれませんので、ネットに入れて、家の裏の屋根の下に吊るして保存します。

草刈りをしたら、坊ちゃんの実がたくさん出てきた(8月19日)

雑草にウリ科の畝が飲み込まれた

雑草がウリ科の畝を飲み込み、時期的にも、坊ちゃんカボチャの栽培は終わりにしようと思ってました。坊ちゃんカボチャの株を抜きつつ、雑草を刈り払い機で刈りました。

雑草が凄くて、さすがに坊ちゃんカボチャの株は果てただろうと思ってましたが、草の中から実がたくさん出てきて驚きました。

刈り払い機でカットしてしまった実
(刈り払い機でカットしてしまった実)

草の中から坊ちゃんの実がたくさん出てきた

まだ枯れてなくて、栽培を続けられそうな感じもしますが、ここからの回復は難しいでしょうし、次の栽培がありますから、株を抜いてしまって、栽培を終わりにしました。

まとめて収穫したのは3回で、成熟した実があれば、順次収穫もしました。収穫した実はぜんぶで20個以上になりました。

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