プリンスメロンの栽培レポになります。初めてプリンスメロンを栽培しましたが、甘くて美味しいメロンを収穫することができました。
栽培するメロンの品種の選定、プリンスメロンの苗を注文(2014年4月30日)
過去にもメロンを栽培したことがありますが、整枝で誤って子蔓を切ってしまったり、生育初期にウリハ虫の猛攻にあったり、猛攻に便乗(?)してのうどんこ病の発生などがあって、散々な結果となりました。それからはメロンの栽培は少し敬遠しています。ようは、メロンは難しいイメージがあります。
でも、「ウリハ虫の猛攻さえなんとかできれば、実はメロンの栽培はそれほど難しくないのではないか?」と思いを強めまして、再度メロンの栽培を行ってみることにしました。もちろん、ウリハムシ対策をしっかり行って栽培します。
栽培すると決まれば、品種の選定です。苗の購入でいつもお世話になっている通販の「高木農園」さんのサイトでメロンの品種を見てみると、メロンではプリンスとサンライズが家庭菜園でも栽培が容易(またはおすすめ)とあってどちらにするか迷い、「中身は大変甘いメロン」とあるプリンスメロンに決めました。
そして、早速プリンスメロンの苗の1株を高木農園さんに注文して、数日後に苗が届きました。
プリンスメロンの特徴
家庭菜園でも作りやすいメロンの品種です。皮は厚めですが、糖度が高くて抜群の甘さです。
畝を立てて、プリンスメロンの苗を植え付け(2014年5月10日)
畑に元肥や石灰を入れて2週間以上は寝かせて土を落ち着かせたいところですが、スケジュールの都合で、元肥と石灰を入れて畝を立ててマルチを張って、すぐにプリンスメロンの苗を植え付けました。
ウリハ虫対策に防虫ネットを張る(5月20日)
ウリ科に防虫ネットを張るのは一般的ではありませんが、ウリ科の生育初期の時期にウリ科にとって恐ろしいウリハ虫が大量に発生するので、防虫ネットを張ってウリハムシ対策を行いました。隙間を完全になくすためにネットをの裾を埋めています。
遅れたけど摘心を行う(5月24日)
防虫ネットの中でプリンスメロンがすくすく元気に育ってます。以前に栽培した時このころからウリハ虫の猛攻にあいましたが、防虫ネットを張っているので被害はまったくありません。
本来は本葉が8枚くらいになった摘心(主枝を摘む)して子蔓の発生を促しますが、少し(だいぶ?)遅れてようやく摘心しました。
防虫ネットの外ではウリハ虫が大量に発生(6月9日)
摘心したプリンスメロンは子蔓を発生させてますので、その内の4本を四方に誘引しています。
防虫ネットの外ではウリハ虫が大量に発生してますが、そんなことはお構いなしに防虫ネットの中ではプリンスメロンがさらにすくすく元気に育ってます。
実がついても次々枯れる(6月11日)
防虫ネットをしているので、蜂のような虫による受粉が行えませんので、花が咲いて実がついても結実せずに次々と枯れてしまいます。外ではウリハ虫が大発生していて防虫ネットを外せませんので、早朝に畑に通って人工授粉を行うことにしました。
人工受粉によってプリンスメロンが結実(6月19日)
2日に1回のペースで畑に行って人工授粉を行いまして、ようやく結実を確認できました。ウリハ虫やうどんこ病の被害はなく、株が元気にしっかり育っています。あとは実が成熟していくの待つだけです。
防虫ネットをオープンして風通しを良くする(6月24日)
株が大きく育って葉が混み合ってきました。風通しが悪くなってうどんこ病が蔓延しては元も子もありませんので、防虫ネットを外して風通しを良くしました。
防虫ネットを外すと、すぐにウリハ虫が群がってきます。ここからは地道にウリハ虫を駆除していきます。
結実したプリンスメロンの実が大きくなってきました。
たくさん結実(7月9日)
防虫ネットを外してすぐにウリハ虫が群がってしまって心配しましたが、なぜかウリハムシの数が急激に減りました。発生してはいますが、数日前のように手に負えないほどではないです。
人工授粉した実がたくさん結実してました。防虫ネットを外してからは人工授粉をしていません。
プリンスメロンを初めて収穫「早すぎた」(7月20日)
メロンの収穫時期の目安のひとつに「かぐわしい香りがする」とあります。最初に結実したであろう実の、お尻の香りをかいでみると、それらしい香りがするにはするけれど、まだ香りが弱々しいかなとも思いつつ、でも我慢できなくて1つ収穫してみました。
甘いし食べられないことはないですが、プリンスメロンの紹介にあった「中身は大変甘いメロン」ほどではないです。やはり収穫が早すぎたようです。
大変甘いメロン(プリンス)を収穫できた(7月23日)
早すぎた収穫から数日して畑に行くと、プリンスメロンを栽培してる畝で「甘い香り」が漂ってます。ミニカボチャと小玉スイカも同じ畝で栽培してますが、すぐにメロンからだと分かりました。
そしてよく観察してみると、ヘタが剥がれそうな実や、剥がれきった実が複数あります。
それらの実をすべて収穫して持ち帰りました。
1個を切って食べてみると、まさに大変甘いメロンでした!尻の香りを目安にするよりも、ヘタが剥がれたら収穫としたほうがよさそうです。
その後に数個を収穫しまして、1株を栽培して15個ほど収穫できました。