以前からカブの変わった品種を育ててみたいとは思っていましたが、ちょっと買いすぎました。
楽天で気になるカブの品種をカートに入れていって、ご購入手続きをしてみたら、15品種にもなってしまい、購入しちゃいました。
5,000円以上で送料無料ということもあったので、ほぼ衝動買いです。
でも、収穫はカラフルで賑やかになるだろうし、それぞれ味も違うだろうし、収穫が楽しみなので後悔はしてないです。
購入した株は15品種です。
楽天:ナント種苗 津田蕪
楽天:ニチノウのタネ 東京長かぶ
楽天:日野菜〔組合選抜〕
楽天:はくれい〔みかど協和交配〕
楽天:もものすけ〔一代交配〕
楽天:飛鳥あかね蕪〔ナント育成〕
楽天:あやめ雪〔サカタ交配〕
楽天:新金時長かぶ〔日東育成〕
楽天:琵琶湖紅かぶ〔太田〕
楽天:矢島かぶ〔固定種〕
楽天:近江万木かぶ〔組合選抜〕
楽天:黄金カブ 特選ゴールド
楽天:木曽紫かぶ〔固定種〕
楽天:CRあじ紅〔小林交配〕
楽天:赤茎あかくら〔小林交配〕
小カブの育て方はこちらにまとめてます。
⇒ 小カブの育て方とコツ|栽培も簡単で、間引き菜から小カブ、中カブへと育てる
大きさ別に分類
今のままでは収穫適期(根の大きさ)が分からないので、大カブ、中カブ、小カブに分けておきます。
[小カブ]
はくれい、あやめ雪
[中カブ]
近江万木かぶ、木曽紫かぶ、琵琶湖紅かぶ、もものすけ
[中~大カブまで]
赤茎あかくら、CRあじ紅、黄金カブ
[大カブ]
津田蕪
[その他]
飛鳥あかね蕪は、根径2cmくらいでの収穫。
新金時長かぶは、長さ23~25cmくらいで収穫。
日野菜は、長さ25cmくらいで収穫。
東京長かぶは、長さ20cmくらいで収穫。
[不明]
矢島かぶ
畑の準備
カブを育てるための畑の準備をしました。
種まきの2週間前に苦土石灰をまいておき、1週間前に化成肥料をまき、よく耕しました。
畝立て
耕した後、畝を立てて黒マルチを張りました。
小カブなどすじまきする野菜はマルチをしないのが一般的ですが、雑草の抑制のためと、生育後半の温度確保のために張りました。
種まき(9月5日)
マルチを20cm間隔くらいですじ状にカットし、すじまきしました。
種まきは、3cm間隔くらいに指でくぼみをつけ、種を2粒ずつまき、土をかぶせました。
品種が多いので、どこにどの品種をまいたか分からなくならないように、ラベルでもと思いましたが、それはそれで数が多くて大変なので、種袋を置いて写真を撮っておきました。
1.種袋を置く
2.写真を撮る
3.種袋をあける
4.種をまく
15品種もやったので、種まきだけで1時間以上もかかりました。
害虫対策
種まきを終えたらすぐに防虫ネットでトンネルしました。
ネットのすそに土をかぶせて埋め、隙間がないようにしてます。
今の時期はコオロギによる食害が心配で、新芽を食い荒らされると全滅しかねません。
また、小カブはアブラナ科でイモムシがつきやすく、生育初期に食害されると生育がいちじるしく悪くなってしまいます。
防虫ネットでトンネルしておいた方が安心です。
1回目の間引き(9月10日)
ほとんどの品種が無事に発芽して、双葉が開きました。
すじまきしましたが、1か所に2粒ずつまきましたので、間引きをします。
このカブの品種は「近江万木かぶ」です。
2株ずつそろって発芽してます。
1か所1本に間引きました。
1畝間引くだけでも大変ですが、品種ごとに、間引く前に写真を撮って、間引いてから写真を撮ってとやっていったので、けっこうな時間がかかってしまいました。
でも、発芽が悪かったり、双葉が悪かったり、徒長してたりと、品種ごとに発芽の違い見られて面白かったです。
本葉が出てきた(9月14日)
もものすけの本葉です。
品種ごとに生育のスピードが違いがあり、色も違うので面白いです。
コオロギに新芽を食べられないかと心配でしたが、種まきをしてすぐに防虫ネットでトンネルしてすそもしっかり埋めたので、今のところ被害はまったくなしです。
高温障害(9月18日)
台風18号による被害はありませんでしたが、台風一過によって気温が33℃にもなり、マルチに接地していた葉が白く枯れてしまいました。
株が枯れるまではいかないと思いますが、生育が遅れるかもしれないです。
順調に生育中(9月20日)
高温障害でどうなることかと思いましたが、新しい本葉が次々出てきて元気に育ってます。
とくに生育が遅れるということはなさそうです。
本葉があと2枚くらい出てきたら2回目の間引きをします。
2回目の間引きと追肥(9月25日)
混み合ってきたので、2回目の間引きをします。
15品種を育ててますので、間引き菜も15種類になります。
中には葉柄が紫色のものもあります。
それと、おもしろかったのが津田蕪で、間引きの時点ですでに根が曲がってます。
間引きを終えたあと、追肥をしておきました。
防虫ネットでトンネルして育てているので、害虫による大きな被害はなく、品種によって病気が少し出てるものの、今のところ順調です。
追肥のあとの雨で急成長(10月1日)
先日に間引きと追肥をしてから6日ですが、急激に成長していて驚きました。
間引きをしたばかりなのに、すでに防虫ネットの中が混み合ってます。
追肥をしてすぐに雨が降ったので、効いたようです。
間引きをして株間も確保してあり、草丈もじゅうぶんに育ったので、あとは収穫まで放置するだけです。
3回目の間引き(10月4日)
2回の間引きを終え、あとは収穫まで放っておこうと思いましたが、ほとんどの品種が中カブであるわりに株間が狭いように思えまして、3回目の間引きをして株間をもう少し広くすることにしました。
まだ根が太り出したばかりですが、もう違いが出てきました。
やはり間引きが遅れると、葉が絡み合ったりしていてやりにくいので、大きくなったときの混み具合を想像して、もっと早くやっておけばよかったです。
3回の間引きによって株間が20~25cmくらいになってますので、あとは収穫まで放置で大丈夫だと思います。
防虫ネットを開放(10月18日)
葉が大きくなり、防虫ネットの中がぎゅうぎゅうに混み合ってきました。
ハゼ通しが悪いのに、ここのところ雨が続いていて、病気が出ないかと心配です。
ということで、防虫ネットを外して開放することにしました。
だいぶ大きく育ったので、害虫に葉を多少食害されても影響はないはずです。
小カブを収穫(10月17日)
小カブの「はくれい」と「あやめ雪」を収穫しました。
種まきから一月半足らずでの収穫です。
中カブは株間を広めにするために間引きを3回行いましたが、小カブは株間が狭めなので間引きは2回です。
なので、小カブがぎゅうぎゅうに混み合ってきました。
カブを育てて楽しいのが、このぎゅうぎゅうを見ることです。
今回はあやめ雪も育ててるので、紫色のぎゅうぎゅうをみることができました。
[関連記事]
小カブ「はくれい」の栽培レポ
小カブ「あやめ雪」の栽培レポ
長カブを収穫(10月22日)
種まきから50日、飛鳥あかね蕪は種まきから45日前後で収穫とあったので、長カブの「津田蕪」、「日野菜カブ」、「飛鳥あかね蕪」、「新金時長かぶ」を収穫しました。
長カブの収穫日数の目安が分かりませんでしたが、小カブと同じ40~50日でよさそうです。
なお、津田蕪の収穫目安は60日なので、少し早目の収穫となります。
写真では分かりにくいですが、津田蕪と日野菜はきれいな紫色が出ています。
しかし、赤色がきれいに出るはずの飛鳥あかね蕪と新金時長かぶは色があまり出ませんでした。
とくに新金時長かぶは色が薄く、種袋にあるような赤い色にはなりませんでした。
紫は出たけど赤は出ない、それには何か理由があるのでしょうか。
それと、津田蕪は曲がる品種ですが、まっすぐ伸びるはずの日野菜カブが大きく曲がり、飛鳥あかね蕪と新金時長かぶも少し曲がりました。
どれも地面から露出した部分から曲がっているので、黒マルチをしていたため土寄せをしなかったのが原因だと思われます。
まっすぐ育てるには、根が地表に出ないように土寄せをするのではないでしょうか。
長カブははじめて育てましたが、一般的な丸いカブと比べて栽培が難しいと感じました。
[関連記事]
長カブ「飛鳥あかね蕪」の栽培レポ
中カブを収穫(10月31日)
種まきから56日、約2か月が経ちましたので、中カブを収穫しました。
①近江万木かぶ
②木曽紫かぶ
③赤茎あかくら
④琵琶湖紅かぶ
⑤CRあじ紅
⑥矢島かぶ
⑦もものすけ
⑧あやめ雪
⑨黄金カブ
⑩はくれい
大きめのものを選んで収穫しましたが、中カブとしてはまだ小さいです。
収穫したのは10種類で、一ヵ所にまとめると外見の特徴などがよく分かります。
小カブで収穫する「はくれい」と「あやめ雪」は、大きくなるほどに形がいびつになっていますが、そのほかの中カブで収穫する品種は形がきれいです。
色による特徴もそれぞれでています。
黄金カブは、球が小さいころはクリーム色でしたが、だんだん大きくなるにしたがって色が濃くなり、今は薄い黄色をしています。
あやめ雪と矢島カブは、紫と白のツートンになってますが、茎の色が違うのが分かります。
そのほかに球が赤いものでは、茎の色が緑と薄ピンクや、細根の太さ、茎のつけ根部分などの太さの違いも出ています。
生育では、長雨で若干病気が出たものの、ひどく病気が出たものはありませんでした。
まだ小さめなので、もっと大きく育てて収穫して、味による違いなどもみていきたいと思います。