ジャガイモは霜に弱く、早植えは禁物です。
でも、1月中旬に種芋を購入して、1月31日から浴光育芽をして、芽の育った種芋を2月17日に畑に植えました。
浴光育芽をしたので出芽(地上に芽が出る)が早まることもあって、このまま育てると、3月初旬から中旬には出芽して、確実に霜にやられます。
そこで、種芋を植えつけたあと、畝に不織布を被せてパオパオして、ビニールでトンネルです。
これで霜にやられることはなく、早植えによって栽培開始が早く、暑くなりだすまでの長い期間生育できるようになります。
ジャガイモは生育適温15~24℃で暑さにも弱く、25℃以上になると生理障害を起こす恐れがあり、30℃以上になると芋の生育が止まります。
また、霜に弱い作物ですから、遅霜の心配がなくなってから植えつけると、出芽してから暑くなるまでの生育期間が短いため、じゅうぶんに生育できないのです。
種芋を早く購入して、浴光育芽して出芽を早め、パオパオとビニールトンネルで霜から守り、生育期間が長くなることで、多収になるはずです。
ただし、これは初めてやる作型ですので、まだ実績がなく、本当にこれで霜にやられないのかと、心配でもあります。
種芋を購入:1月中旬
浴光育芽:1月31日から
種芋を植えつけ:2月17日
保温:パオパオとビニールトンネル
1月31日から約2週間の間、浴光育芽をしたジャガイモの種芋です。4~5mmの丈夫な黒紫色の芽が出ました。
ジャガイモ植えるのに準備した畝です。1月中に寒起こしをして、元肥と苦土石灰を入れてよく耕し、穴なし黒マルチを張りました。
本来石灰の必要はありませんが、畑に長らく石灰を入れていなかったので、酸性に傾いているかもしれないと、苦土石灰を入れておきました。
ジャガイモの種芋の植えつけにホーラーのH70Pを用意して使いました。格段に早く植えつけられて便利です。
ホーラーのH70Pについてはサイトにて詳しく解説してます。
⇒ ジャガイモや里芋の植えつけにホーラーのH70Pが便利
芽を霜から守るため、パオパオしてビニールでトンネルしました。保温にもなるので、生育が早まるはずです。
毎年芽が出たところで霜にやられて生育が遅れてましたので、今年こそは順調に育ててたくさん収穫したいです。
このほかに、あと1列ジャガイモを植える予定で、それは普通の栽培を行う予定です。