毎年何かしらの野菜を幼稚園のバザーに提供していますが、バザーの開催が11月の初旬であるため、里芋やサツマイモは間に合っても、大根や白菜がやや間に合わなく、やや完成していないものを提供することとなって困っていました。
そこで、今年はバザーに間に合うようにと、生育の早い白菜の品種を調べ、ミニ白菜のタイニーシュシュをバザー用に栽培したのです。思惑通り、生育が早くてバザーに間に合い、喜ばれました。しかも、ミニ白菜なので珍しく、なおさら喜ばれました。
タイニーシュシュはミニ白菜なので、密植えが可能です。株間を狭くできるのでたくさん栽培でき、しかも種まきから収穫までの期間が短く、一般的な白菜と収穫時期がずれるので重宝します。
タイニーシュシュの特徴
種まきから45日で200gほど、65日で1.2kgになり、使いやすい大きさで収穫できるミニ白菜です。耐暑性に優れ、生理障害に強く、高温期でも収穫でき、育てやすいです。球長は20cmほどになり、肉質はやわらかく、くせがないのでサラダでも美味しく食べられます。
タイニーシュシュの種を注文
通販の楽天でタイニーシュシュの種を注文しました。こういった珍しい品種はホームセンターなどで売っていないことがありますので、ネットでは確実に手に入るので便利です。
タイニーシュシュの苗作り(2015年9月10日~)
(右:タイニーシュシュ)
家でタイニーシュシュの苗を作ってから、畑に植え付けます。3号ポットにJAの「元気くん1号」(用土)を入れ、指先で4カ所窪みをつけ、窪みに種を一粒ずつまきました。苗床に移動してから水をたっぷりやってます。
⇒ (苗作り)王将(白菜)、タイニーシュシュ(ミニ白菜)の種まき
タイニーシュシュの苗の植え付け(2015年10月8日)
(タイニーシュシュと王将の苗)
種まきから約一月となり、本葉が4~5枚となりました。準備しておいた畝に苗を植え付けます。
タイニーシュシュはミニ白菜で密植えができますので、3列で株間を20cmにしてみました。密植えにすると株を必要としますが、12株しか作りませんでした。ミニ白菜を栽培するときは一般的な白菜の苗の倍以上の数を用意した方がよさそうです。
栽培中の管理
葉が巻きはじめたら追肥をしようと思ってましたが、忘れました。
防虫ネットをして裾をしっかり埋めましたので、少しばかりイモムシが発生してますが、大発生することもなく、手でいくつかのイモムシを駆除するだけで済みました。
バザー用にタイニーシュシュを収穫(2015年11月13日)
種まきから65日となったタイニーシュシュです。見た目でまだちょっと早いかな?と思いましたが、押してみるとしっかり葉が巻いてます。同様に育てている王将はまだ密に巻いていませんので、やはりタイニーシュシュは生育が早いです。
バザー用に収穫しました。王将の方はまだ巻きが甘く、収穫できる状態ではありませんが、タイニーシュシュは収穫できる状態になっていますので、バザーに間に合わせることができました。
収穫した残りは必要に応じて収穫していきます。タイニーシュシュの収穫が終わるころには王将の収穫が始まると思われます。一般的な白菜よりも早く収穫でき、使いやすい大きさで便利です。
まとめ
ミニといっても、密に植えるのでかなりの数(量)を栽培できます。しかも、一個が使いきりサイズなので便利です。
栽培してみて、来年はミニだけでもいいのかなと思いましたが、大きい白菜は収穫の醍醐味がありますので、ミニを交えて用途に合わせて栽培するのがいいのかなと今は思います。
来年からは、ミニと一般的な白菜を一緒に栽培しようと思える、優れたミニ白菜でした。