8月は、いよいよ夏本番、30℃を超す真夏日が続き、35℃以上の猛暑日になることもあります。
雨が降らないと、強い日差しに畑はからからに乾き、野菜たちも元気がなくなります。
とくに、青野菜(葉もの野菜)が少なくなりますが、エンサイ(空芯菜)、ツルムラサキ、ゴーヤ、スイスチャードなどは暑くても元気です。
後半には、収穫が終わる夏野菜も出てきて、秋冬野菜の植えつけも始まります。
カボチャ、ズッキーニ、スイカなど、後作の予定があるときは早めに片づけて、秋冬野菜の準備もはじめましょう。
[8月の主な作業]
- 種まき
- 植えつけ
- 病害虫対策
- ナスの更新剪定
- 太陽熱土壌消毒
- 秋冬野菜の準備
- 台風対策
8月に種をまく野菜
- 人参
- ブロッコリー
- カリフラワー
- ラディッシュ
- 小松菜
- ルッコラ
など
[関連記事]
夏に種まきできる野菜
8月に植える野菜
- キャベツ
- ブロッコリー
など。
種まき
8月下旬からは、大根、白菜など、秋に収穫する野菜の種まきがはじまります。
連日35℃を超える猛暑の中での種まきになるため、前日に畝にたっぷり水をかけてしみ込ませ、さらに種をまいたあと、しっかり鎮圧して種と土を密着させて、たっぷり水をやります。
とくに人参は乾燥に弱く、土が乾くと発が不良を起こすので、芽が出そろうまでは、乾燥させないように、しっかり水やりしましょう。
苗の植えつけ
8月上旬からブロッコリー、8月下旬にキャベツなど、冬に収穫する野菜の植えつけを行います。
乾燥する時期ですから、植えつけ後にたびたび水やりを行い、活着するまで乾燥させないように注意します。
収穫
8月は、収穫が終了する夏野菜も出てきます。
後作の予定があるときは、早めに抜き取って、種まきや植えつけの準備をしておきましょう。
病害虫対策
土は乾き、気温の高い時期です。
湿度が高くてじめじめしていることもあれば、湿度が低くて乾燥していることもあり、さまざまな病害虫が発生します。
害虫は見つけしだい捕殺し、病気がひどい株は処分しましょう。
ナスの更新剪定
ナスの更新剪定は、7月と同様に、8月上旬ごろまでに行います。
太陽熱土壌消毒
7月と同様に行います。
秋冬野菜の準備
秋冬野菜の種まき、植えつけ適期を逃さないために、空いた畝は早めに土づくりをして、秋に育てる野菜の準備をしましょう。
台風対策
日本に上陸する台風は、8~9月にかけて一番多くやってきます。
台風が来ると、強風で野菜が倒れたり、枝が折れたりして傷みます。
また、台風が去ったあとは湿度が高く、さまざまな病害虫が発生します。
害虫は見つけしだい捕殺し、病気が発生した株は抜き取って畑の外で処分しましょう。
[関連記事]
家庭菜園での台風対策|できるかぎりの備えをしよう