家庭菜園の秋|9月~11月は生育期が高温から低温へと移り変わる時期

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家庭菜園の秋

秋といっても、9月の前半は30℃を超える日もあり、11月の終わりには霜が降りるなど、気温の変化が大きい季節です。

秋は日一日と気温が下がっていくため、少し種まきや植えつけの時期が遅れただけで、生育が遅れて満足な収穫が望めなくなってしまいます。

では、早ければいいかというと、それもダメで、病気や害虫のの被害にあいやすかったり、暑さで枯れてしまったりします。

だんだん暖かくなる春と違って、秋は種まきや苗の植えつけの時期が短いので、適期を逃さないことが大切です。

秋の作業

秋から育てる野菜は適期の種まき、苗の植えつけがとても重要です。

9月は、多くの野菜の種まきや苗の植えつけができるようになります。

まだ残暑が厳しいので、発芽するまでは水やりをして乾燥させないように注意します。

また、大型の台風が接近することが多い時期なので、植えたばかりの苗に被害が出ないように、しっかりと備えをしておきます。

10月は、キャベツや白菜などの冬どりの野菜、来春に収穫するイチゴの苗を植え、後半にソラマメの種まきをして苗を作ります。

10月は、小松菜やホウレンソウなど、秋冬どりの野菜の種をまきます。

ソラマメやイチゴなどの翌年に収穫する野菜も種まきや植えつけを行います。

11月は、エンドウの種まき、ソラマメやタマネギの苗の植えつけを行います。

この時期の種まきや苗の植えつけの遅れは大幅な収量減となるので、かならず適期に行います。

白菜、キャベツ、大根など、アブラナ科の野菜が多く、モンシロチョウやヨトウムシなどのイモムシによる被害が多くなります。

防虫ネットでトンネルしていてもこまめに観察し、発生初期の防除を徹底しましょう。

白菜は、霜にあたると葉が開いて枯死してしまうので、広がっている外葉をまとめて上部をわらやひもで縛っておきます。

秋の栽培カレンダー

  種まき・育苗 植えつけ
9月 シュンギク
チンゲンサイ
のらぼう(育苗)
ホウレンソウ
ミズナ
小松菜
タマネギ(育苗)
レタス(育苗)
キャベツ(育苗)
白菜(育苗)
大根
ルッコラ
ニンニク(種球)
ジャガイモ(種芋)
キャベツ(苗)
カリフラワー(苗)
ブロッコリー(苗)
10月 カラシナ
キャベツ(育苗)
シュンギク
ソラマメ(育苗)
タアサイ
チンゲンサイ
ベカナ
ホウレンソウ
ミズナ
ミブナ
ラディッシュ
ルッコラ
わさび菜
小カブ
小松菜
野沢菜
葉大根
イチゴ(苗)
キャベツ(苗)
コールラビ(苗)
サニーレタス(苗)
サラダ菜(苗)
サンチュ(苗)
玉レタス(苗)
白菜(苗)
11月 エンドウ ソラマメ(苗)
タマネギ(苗)

9月 秋冬野菜に入れ替え

9月の家庭菜園

日を追って涼しさを増すようになり、多くの野菜の種がまけるようになります。

夏野菜の収穫が続いていると思いますが、実つきの悪くなってきたものから順次片づけて、秋冬野菜に切り替えていきます。

[主な作業]

  • 種まき
  • 苗の植えつけ
  • 病害虫対策
  • 収穫
  • 除草
  • 台風対策

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家庭菜園の9月|秋冬野菜に入れ替わる時期です

10月 秋冬野菜の種まき

小松菜やホウレンソウなど、秋冬どりの野菜の種をまきます。

ソラマメやイチゴなどの翌年に収穫する野菜も種まきや植えつけも行います。

[主な作業]

  • 種まき
  • 植えつけ
  • 病害虫対策
  • 収穫
  • 雑草対策

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家庭菜園の10月|気温が大きく変わる季節

11月 害虫駆除や収穫作業が中心

エンドウの種まき、ソラマメやタマネギの苗の植えつけを行います。

秋作のジャガイモ、大根、キャベツ、白菜、ブロッコリーなどの収穫がはじまります。

収穫の終わったところから順次片づけ、翌春に向けて土づくりを行っていきます。

[11月の主な作業]

  • 種まき
  • 苗の植えつけ
  • 収穫
  • 害虫対策
  • 防寒対策

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