サツマイモの収穫時期は9月から11月ごろで、収穫したばかりのものは、みずみずしくフレッシュな味わいです。
貯蔵されて甘みが増しておいしくなるのは1月から2月にかけてです。
ベニアズマは、関東地方の代表的な品種で、繊維が少なめで甘みが強く、ほくほくとした食感です。
安納芋は、種子島特産の品種で、甘みが強く、ねっとりしています。
おいしいサツマイモの見分け方は、品種や産地によって異なります。
ここでは、日本で一番たくさん栽培されている、ベニアズマの選び方のポイントをご紹介します。
[切り口]
切り口に黒っぽくミツがしみ出たあとのあるものは、熟成して甘くなっています。
切り口が傷んでいるものは避けます。
[重さ]
ずっしり重いもの。
[形]
品種によりますが、紡錘形(真ん中が太く、両端につれて細くなる形)で中央がふっくらと太いもの。
太さが均一なものは、まんべんなく熱を伝えることができるので、調理に便利です。
[表面]
でこぼこが少なく、張りがあってなめらかで、皮の色が鮮やかでツヤがあるもの。
傷があるもの、シミ(黒い斑点)があるもの、かたいひげ根があるもの、毛穴が深いもの、芽が出ているものは避けます。
かたいひげ根があるものや毛穴が深いものは、繊維が多くあります。