今年は、大カブになる「聖護院かぶ」を栽培しました。去年の「京千舞」は子供の頭くらいの大きさの大型になりましたが、今年の「聖護院かぶ」は拳より一回り大きい程度にしかなりませんでした。
去年のあの大型の収穫の醍醐味を「聖護院かぶ」で味わいたかったので、ちょっと残念でした。でも、漬物にするには十分な大きさで収穫できたので、満足です。
「聖護院かぶ」の種を注文
去年に、大カブになる「京千舞」を栽培しまして、拳よりもはるかに大きくなり、子供の頭と同じくらいの大きさになって、大満足でした。
今年も大カブを育てようと思いますが、同じ品種ではつまらないので、うまく育てられたのだからと、「聖護院かぶ」を栽培します。
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「聖護院かぶ」の特徴
京都で古くから栽培されてきた大型のカブの品種で、京都の名産である、千枚漬けに利用されます。また、甘みがあり、煮ても美味しく食べられます。
「聖護院かぶ」の種まき(2014年9月27日)
90cm幅の畝で、3列、株間は30cmで種をまきました。葉物と同じ畝で一緒に栽培しますので、種まき後にすぐに防虫ネットを張りました。
「聖護院かぶ」を間引き(10月11日)
発芽して、混み合ってきましたので、育ちの悪い株を間引いて、一カ所1本にしました。
生育中の「聖護院かぶ」の様子(11月3日)
防虫ネットを張っているので、害虫による被害はまったくありません。
3列で栽培しているため、去年の2列よりも混み合って見えます。しかも、外側は葉がネットにあたって折れているため、そろそろ防虫ネットを外したいところですが、葉物と同じ畝で栽培してるため、「聖護院かぶ」だけを特別にネットを外すことができなくて、困ります。
防虫ネットを外せば、他の葉物が害虫の被害に合うことになります。なので、ネットを外さずに、栽培を続けていくことにしました。
根が太り始めました。
「聖護院かぶ」を収穫(12月14日)
まだ拳よりも大きい程度ですが、このまま畑に置いておくと、地上に出た部分が凍結して腐る恐れがあります。なので、もう待たずに、収穫を開始することにしました。
根の肩の大きいものを選んで抜いてみましたが、やはり、子供の頭の大きさにはなってないです。これ以上は大きくならないと見切りを付け、残りの「聖護院かぶ」も収穫することにします。
なぜ、「聖護院かぶ」は大きくならなかったのか
この写真は、去年に栽培して収穫した、大カブの「京千舞」です。娘の頭と比較すると、同じくらいの大きさになりました。
抜くとその大きさの醍醐味を味わうことができ、このカブを差し上げれば、「大きいね」と喜ばれました。
今年は、「聖護院かぶ」で、「京千舞」と同じように、大カブの収穫の醍醐味を味わいたかったのですが、結果的に、大人の拳よりも一回り大きい程度にしかなりませんでした。
「聖護院かぶ」の特徴に「大型」「重さ1.5kgにもなる」とありますので、去年の「京千舞」と同じ大きさになるはずでした。
では、なぜ、今年の大カブは、品種が違えど、大きくならなかったのか?去年の大カブの栽培を振り返ると、今年との違いがいくつか分かりました。
それは、去年は2列で、今年は3列と、列数が違うことです。また、去年は防虫ネットを生育の中期に外し、今年は最後まで外さなかったことです。
もしかしたら、それによって、今年はあまり大きくならなかったのかもしれません。
来年に大カブを栽培するとしたら、2列で栽培すること、去年のように大根の畝と同じ畝で栽培して、生育中期に防虫ネットを外そうと、今は思います。