タアサイの苗を頂いたことがきっかけとなり、タアサイを栽培して4年目になります。ようやく満足のいくを栽培ができました。
初めて頂いた苗は栽培中に真冬の寒さで枯らしてしまい、翌年は横着して適当に育てて失敗し、その翌年も同じようなことをしてしまって、失敗を繰り返してきました。
原因は、栽培を後回しにして苗の植え付けが遅れたことや、横着して適当に育ててしまったことだと、分かっています。
今年は、栽培適期内に、他の葉物野菜と一緒にタアサイの種を畑にまき、マルチや防虫ネットなどをして大切に栽培して、ようやく大成功となりました。
タアサイは苗を作って植えることもできますが、わざわざ苗を作らなくても、ホウレンソウや小松菜と一緒に種をまいて育てた方が、栽培時期もちょうどいいし、苗の植え付けによる遅れもないので、畑に直まきした方が良いのではないか、と今は思います。
タアサイの種を通販で購入
通販の楽天でタアサイ(ターサイ)の種を注文しました。
タアサイの育て方を確認
繰り返し失敗してますので、タアサイを栽培する前に育て方を確認しておきます。
寒さでおいしさが増す!やわらかい濃緑葉!
●6月から10月まで随時播種できるが、特に低温期の栽培に好適する。
●夏~秋どりの栽培では株間5~7cmとし、草丈15~20cmで収穫する。
●年内~冬どり栽培では順次間引き収穫し、最終株間を20cmぐらいにする。
●耐暑性はあまり強くないので、極端な早まきは避ける。
10月初旬に小松菜を種まきして栽培しますので、一緒にタアサイの種をまけば大丈夫そうです。
タアサイを畑に直まき(2015年10月3日)
10月初旬の害虫が少なくなるころ、黒マルチを張った畝に、タアサイの種を株間30cmで点まきしました。
タアサイは春と秋に栽培でき、春の栽培では、茎が直立するので、株間を15cmくらいにします。秋の栽培では、寒さにあたって茎が地面を這いますので、株間を30cmと広めにします。
春まきでは小松菜のようになりますが、秋まきでは葉を横に広げるので見事です。
害虫が少なくなりだす時期を狙って種まきをしましたが、種まきの後、防虫ネットを張ってさらに防除します。
⇒ はっけい小松菜、ミラージュ、スワン、タアサイ、ルタバカの種まき
間引いて1本に(10月31日)
間引きが遅れて少し大きくなりすぎました。生育の悪い株を選んで間引き、1本を残します。
タアサイの間引き菜です。点まきですが、十分に収穫できました。
⇒ 耐病総太り、はっけい小松菜、ミラージュ、スワン、タアサイ、ルタバカの間引き
栽培中の管理
防虫ネットをしたからか、とくに害虫による被害は見当たらず、追肥もしませんでしたので、間引きしてからは観察する程度で、とくに管理したことはありませんでした。
タアサイを収穫(11月28日)
立派に葉を広げました。その大きさは、子供の頭の大きさをゆうに超えています。タアサイは寒さにあたるとおいしさが増すとのことですので、まだ少し早いとは思いましたが、利用するには1株か2株あれば十分そうですので、収穫を始めます。
なんだかもったいなくて、小さ目のを2株収穫しました(笑。株元にハサミを入れて収穫しました。小さ目といってもやはり立派です。立派なタアサイはスーパーマーケットなどではなかなか買えないので、差し上げても喜ばれると思います。
タアサイの利用法
妻がタアサイを卵とじにして食卓に出してくれました。タアサイはクセがまったくなく、すじっぽさもなくてやわらかいので、美味しかったです。
なお、間引いたタアサイは私がベーコン炒めにしましたが、塩辛くて失敗しました。