資材を活用することで、虫から野菜を守る、保温する、雑草を抑制するなどの効果が上がり、野菜づくりの幅がぐんと広がります。
育てる野菜によって必要なものがやや違ってきますので、少しずつ増やしていけばよいでしょう。
シートやネットはホームセンターなどで切り売りもしています。
マルチフィルム(ポリエチレンフィルム)
マルチというのは、被覆資材で畝を覆うことで、マルチングともいいます。
ワラやモミ殻なども使われますが、マルチフィルム(ポリエチレンフィルム)がよく使われます。
マルチフィルムには、地温の上昇、保温、雑草の抑制のほかにも、さまざまな効果があります。
透明、緑色、黒色、銀色、白(白黒ダブル)など栽培する野菜や時期によって使い分けます。
低温期には地温上昇効果の高い黒色、高温期には白黒ダブルマルチがおすすめです。
[地温上昇効果]
白<銀色<黒色<緑色<透明
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知っておきたいマルチの種類と効果
防虫ネット
農薬を使わずに害虫から野菜を守る方法の中でもっとも効果的なのが、野菜を防虫ネットで覆う方法です。
網目は一般的な1mmから、極小網目の0.4mmのものもあります。
種をまいたらすぐに防虫ネットでトンネルするのがポイントです。
トンネル用フィルム(ビニールフィルム)
野菜を冬の寒さや霜から守るなら、トンネル用フィルムを使用したトンネル栽培がおすすめです。
トンネル用フィルムには、塩化ビニール、農PO、農酢ビ、農ポリなどの種類があり、用途によって使い分けます。
穴なしのものは、保温効果は高いですが、気温に応じて換気が必要です。
穴ありのものは、換気の必要がなく、手間がかかりません。
支柱
トマトやナスなど、背が高く風で倒れやすい野菜は、支柱を立てて株を固定し、枝やツルを誘引して育てます。
長さは、野菜の草丈に合わせ、土に差し込む部分30cmを加えて選びます。
野菜は実がつくと支柱にかなりの重さがかかるので、太くて丈夫なものを選びましょう。
園芸用ネット
野菜のツルを這わせるのに使用するネットです。
キュウリやつるありインゲンなど、ツルを誘引する野菜に向いています。
目合いはいろいろありますが、10cm角のものが使いやすいです。
防草シート
草が生えないように敷くシートです。
通路や土手際などに敷くと除草の手間が省けて便利です。