家庭菜園をはじめるには農具の使い方を覚えましょう。
農具を使うにはそれぞれコツがあります。
クワさえあれば、ある程度の作業はできますが、使い方が難しいため、レーキやホー、スコップなどがあるとたいへん便利です。
ここでは、基本的な農具の役割や使い方を紹介します。
クワ(鍬)の使い方
あらゆる作業に使用する農具です。
刃の長さが20~30cmの平グワが一般的です。
耕す、畝立て、溝切り、土寄せ、表面をならす、除草など、クワが1本あれば可能です。
クワを使いこなせるようになれば、作業の効率が格段にアップします。
無理のない大きさ、重さのものを選びましょう。
[耕す]
クワを肩の高さくらいまで持ち上げます。
刃の重さを利用して打ち込みます。
柄を手前に引くようにして土を起こします。
刃に乗った土を落としながら1歩下がります。
スコップの使い方
土を掘り起こすのに使います。
先の尖った剣スコと、先が角型の角スコがあります。
持ちやすい大きさ、重さのものを選びましょう。
[掘り起こす]
土にさし込んで掘り起こします。
[耕す]
刃の縁の部分に足をかけ、力を入れて土に突き刺し、掘り起こします。
この作業を繰り返して土を掘り起こしていきます。
レーキの使い方
畝の表面をならしたり、小さい草の除草や、抜き取った雑草を集めるのに使います。
畝を立てた後、表面をならすのにレーキがあると便利です。
切り落とした枝や、抜いた雑草を集めることもできます。
[使い方]
畝立ての後、畝の表面をならします。
地表を掃くように軽く動かします。
ホーの使い方
中耕、土寄せ、除草に使います。
刃の部分に穴のあいた窓ホーと、刃の形三角の三角ホーがあります。
クワよりも軽くて小さいので使いやすいです。
[土寄せ]
株元に土を寄せます。
[中耕]
土の表面を軽く耕します。
[除草]
刃の部分で雑草を削り取ります。
カマ(鎌)の使い方
草を刈ったり、株元から切る収穫にも使えます。
[使い方]
地表を削るように、刃を雑草に引っかけて取ります。
ハサミ
収穫したり、紐を切ったりするのに使います。
普通のハサミでも代用できますが、園芸バサミがあると便利です。
ハサミは病気の感染源になることもあるので、使ったら洗いましょう。
[使い方]
細い枝や刃、収穫では刃の先で軽く切ります。
太めの枝は刃の根元近くで切ります。