ジャガイモの「秋作(秋植え)」の育て方のコツ

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秋作で収穫したアンデスレッド

(秋作で収穫したアンデスレッド)

中南米の高地が原産で涼しい気候を好むジャガイモの栽培は、2月中旬~3月中旬に種芋を植えて、6月以降に収穫する「春作」が一般的ですが、平穏地では9月上旬に種芋を植え付ける「秋作」もでき、周年自給が可能な作物です。

ただし、ジャガイモは暑さに弱いので、秋作では植え付けた種芋の腐敗や、病害虫の発生の恐れなどがあります。また、1株当たりの収穫量は春作と比べて劣ります。

しかし、秋作に合った植え付け方法や、植え方を行うことで、問題を回避することができます。ここでは、秋作ならではのジャガイモの育て方を解説します。

休眠期間の短い品種を選ぶ

品種によっては休眠期間の関係で夏に芽が出ないものがありますので、秋作に適した品種を選ぶことが大切です。

休眠期間が短くて暑さに強い「ニシユタカ」や「デジマ」などが育てやすくて人気です。

秋作用のデジマ

(秋作用の種芋のデジマ)

秋作(秋植え)での栽培時期

ジャガイモの秋作の栽培時期

秋作での植え付け適期は、暑さが和らいでくる9月上旬です。早植えは高温による病害の発生の恐れが高くなりますので、植え付け適期を必ず守ります。

黒マルチをしない

春作では黒マルチを使用して、前半でのジャガイモの生育を早める栽培方法をおすすめしましたが、秋作では逆に地温の上昇が懸念され、前半の生育が悪くなる恐れがあります。

秋作では黒マルチを使用せず、土寄せをしっかり行います。

土寄せ1回目:背丈が15cmくらいになったころ。
土寄せ2回目:蕾が見えはじめたころ。

種芋は切らない

秋作での種芋の植え付けは、夏の残暑の厳しい時期になります。春作と同じに種芋を切って使うと、腐敗する率が高くなります。そのため、秋作では30g程度の小さな種芋を選び、切らずにそのまま植え付けます。

植え付け間隔は狭めに

秋作の場合、高温で種芋が発芽しにくいため、茎の数が少なくなる傾向にあり、春作と同じ株間で植え付けてしまうと、間隔が広すぎて芋が巨大になってしまいます。そこで、秋作では株間を15cmくらいに密にして栽培します。

収穫

ジャガイモの栽培日数は約100日です。秋作では12月ころから収穫できますが、ジャガイモは霜に弱く、地域によっては栽培後半に初霜にあたって枯れてしまうことがあります。初霜が降りる前に寒冷紗などをかけて霜対策を行います。

また、芋が低温にあたると腐ってしまいますので、茎や葉が枯れたら、天気の良い日を選んで早めに収穫します。

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