春作ジャガイモの人気のある品種

スポンサーリンク

主な品種は男爵とメークインで、日本で栽培されている品種の4割をこのふたつが占めていますが、最近では「とうや」やキタアカリも人気です。

そのほかにもさまざまな品種があり、味や食感、収穫後の芽を出すまでの休眠期間など、それぞれ特徴をもっています。

ホクホクとした食感の男爵はコロッケや粉ふきいもなどがおいしく、ねっとりとして煮崩れしにくいメークインはカレーやシチューにぴったりです。

収穫後の利用方法や、品種の栽培の特性をよく確認してから、好みに合った品種を選んでください。

とうや

とうや

人気が高まりつつある「とうや」。黄色いきめの細かい肉質で、男爵のようなホクホク感があることから、黄爵(こうしゃく)とも呼ばれます。

デンプン質がやや低いですが、芽はやや浅くて少なく、ほのかな甘さが特徴です。滑らかな食感を楽しめます。煮崩れしないので、煮物や炒め物に最適です。

生育特性は男爵に似ていて、生育の早い早生種です。芋の肥大が早く、丸くて大粒の多収品種で、休眠期間は中程度です。粒の揃いと収穫量は男爵に勝ります。

メークイン

メークイン

男爵と並んで日本を代表する品種です。長い楕円形で芽が浅いのが特徴です。

肉質はきめ細かくて舌触りが良く、煮崩れしないので、煮物や炒め物に向いています。

生育は中程度の中生種です。収穫量は男爵よりやや多く、休眠期間は中程度で、収穫量は男爵にやや勝ります。

キタアカリ

キタアカリ

黄色い肉色やホクホクした食感、甘みがあることから「栗じゃがいも」や「栗じゃが」などと呼ばれるキタアカリ。男爵を母としていることから「黄金男爵」と呼ばれることもあります。

キタアカリは煮上がるのが早いので、粉ふきいもやポテトサラダに最適です。ただし、煮崩れしやすいので、煮物や炒め物には向きません。

生育は男爵に似ていて、生育が早く(早生種)、収穫量は男爵にやや勝ります。

男爵

男爵

日本で最も多く栽培されている男爵。メークインよりもデンプンが多く、ホクホクしているのが特徴です。粉ふきいもやポテトサラダに最適です。

ただし、芋の形状がごつごつしているので皮がむきにくく、芽が深いのでとりにくいです。また、煮崩れしやすいので、煮物や炒め物に向きません。

生育の早い早生種で、栽培の適応性も広く、休眠期間はやや長めと家庭菜園で人気の品種です。

インカのめざめ

インカのめざめ

濃い黄色の肉色で、舌触りが良く、栗のような風味と甘さで人気です。

生育は極早生種ですが、小粒で収穫量は少なめ、休眠期間が短いので、長期貯蔵に向きません。

スポンサーリンク