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育てた野菜から種をとるのは、翌年の節約になるだけではなく、固定化といって、種とりを繰り返すことによってその畑の環境に合った野菜を作ることができます。
野菜の種とりにも挑戦してみましょう。
種をとるには固定種を選ぼう
種には、異なる性質の品種をかけ合せてつくった一代交配種(F1)と、何度も種とりを繰り返して性質を固定した固定種があります。
一代交配種は種とりをすると翌年は異なった性質のものになってしまいます。
固定種は翌年も性質を引き継ぎ同じものができます。
固定種の野菜なら、翌年の種に利用でき、種とりを繰り返すことで、その土地の環境に適応し、より育てやすく、よりおいしい野菜ができます。
種のとり方
野菜の種類によって種のとり方はやや異なります。
また、野菜によっては種がとれないものもあります。
[実もの野菜]
完熟した実から種をとり出し、よく洗い、よく乾燥させます。
[マメ類]
株が枯れたら、さらに実がカラカラに乾燥するまで待ち、種をとり出します。
[葉もの野菜]
株が枯れたら刈り取り、さらに乾燥させて種をとり出します。
[根もの野菜]
開花して種がつくまで畑におき、枯れかかったら根元から切り取って干し、種をとり出します。
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