家庭菜園をやっている人も、これからやってみようと思っている人も「どうせならば効率良く作業をしたい」と思うはず。
あなたはいかがですか?
家庭菜園を始めて数年になりますが、作業効率はグングン良くなってます。
もちろん慣れもありますが、それだけではありません。
劇的に作業効率が良くなったのは、栽培計画を立てるようになってからです。
それでは、栽培計画を立ててから効率が良くなったとは、具体的にはどのようなものだろうか?
計画を立てる目的
家庭菜園での計画を立てる目的は3つあります。
- 育てる野菜が決まる
- 野菜を育てる時期が決まる
- 野菜を育てる場所が決まる
これらを決めて計画を立てることを、作付計画といいます。
育てる野菜の種類を絞る
店頭に並んだ野菜の種の多さに驚きます。
しかし、それらは種類や品種のごく一部です。
野菜の種類はとても多く(150種以上にもなります)、それぞれでたくさんの品種があります。
それらの中から、目的にあった種類や品種を選ぶことが大切です。
野菜を育てる時期を計画する
野菜には適した栽培時期があります。
自然には逆らわず、適した栽培時期に育てなくてはなりません。
地域によっても適した時期は異なります。
野菜の種類や品種、地域にあった栽培時期を守ることが大切です。
野菜を育てる場所を計画する
野菜を育てるスペースをいくつかの区画に分けて、毎年違う種類の野菜を栽培します。
これを輪作といいます。
また、同じ種類の野菜を同じ場所で作り続けると、年を重ねるごとに野菜の生育が悪くなるこがあります。
この現象を連作障害といいます。
連作障害が発生するには様々な原因や条件がありますが、同じ種類の野菜を同じ場所で作り続けることは、決して良くありません。
連作障害のでやすい野菜を続けて作らないためにも、他の野菜と組み合わせることが大切です。
計画を立てて作業の効率化を図る
闇雲に思いつくままに作業をする人がいます。
すると、無計画な野菜づくりは効率が悪いことは言うまでもありませんが、それ以外にも育てたい野菜の場所がなくなったり、種まきや植え付けの時期がずれたりと、無理に無理を重ねていくことになります。
また、それにより土壌にも悪影響を及ぼし、病気や育成不良など、せっかく育てた野菜によくない影響を及ぼすこともあります。
ですから、効率よく作業するためにも、計画を立てるということはとても大切なことです。
去年の結果を思い出しながら、無理の無い計画をたてることもまた、大切なことです。
もちろん、あくまでも計画です。
無理に計画を立てる必要はありませんが、計画を立てることによって学ぶこともたくさんあります。
栽培計画を立てることは作業効率以外にもメリットがたくさんあるわけです。