バジルは、ハーブの王様といわれるほどに香りがよく、イタリア料理や地中海料理に多く使われます。
熱帯アジア原産で、日本の高温多湿の夏に向き、生育も旺盛で、プランターでも簡単に育てられます。
摘みたての豊かな香りは格別です。
茎の先端を摘めばわき芽が次々と伸び、花を咲かせないように蕾を摘んでいくと、秋ごろまでたくさん収穫できます。
夏に花芽がつきますが、花が咲くと葉がかたくなるので注意しましょう。
[関連記事]
バジルの育て方(畑)
栽培カレンダー
バジルの栽培カレンダーです。
バジルは熱帯アジア原産で、寒さに弱いので、気温がじゅうぶんに上がる5月から栽培をスタートします。
栽培メモ
- 科名
- シソ科・メボウキ属
- 別名
- メボウキ、バジリコなど
- 難易度
- やさしい
- 置き場所
- 日当たりのよい場所
- 背丈
- 50~80cm
- 種?苗?
- 種から育てる
- 生育適温
- 20~25度
- 追肥
-
1回目:摘芯した後
以降:2週間おき
- 病害虫
- うどんこ病など
害虫:アブラムシ、ハダニなど
栽培のコツ!
- じゅうぶん暖かくなってから種をまく
- 摘芯してわき芽を伸ばす
- 茂ってきたら収穫する
おすすめ品種
スイートバジル、レモンバジルなど。
[スイートバジル]
一般的な品種で、香りがよく、育てやすいバジルです。
[レモンバジル]
さわやかなレモンの香りのするバジルです。
準備するもの
48Lのプランター、種、培養土(14L×2)、鉢底石(0.5L×15)、ラベル、防虫ネットセットなど。
[関連記事]
必要な道具を準備しましょう
種まき
寒さに弱いので、気温がじゅうぶん上がってから種をまきます。
プランターの底に鉢底石を約2cm並べ、培養土をプランターの深さの8分めまで入れて平らにならします。
条間を15cm、株間を15cm程度の間隔をあけて種をまきます。
一か所に3~4粒まいて、薄く土をかけ、軽く手で押さえてからたっぷりと水をやります。
発芽するまでは乾かさないようにします。
[関連記事]
プランターでの種まき
摘芯
草丈が20cmくらいになったら、主枝を摘芯します。
本葉約10枚と12枚の間で茎を摘みとります。
主枝を摘芯することで、側枝の伸長が促され、収量を多くできます。
追肥
摘芯したら、株間とプランターの縁に肥料を施します。
[関連記事]
追肥のコツを知っていますか?
収穫
葉が茂ったら随時収穫します。
花が咲くと株が弱るので、花蕾は早めに摘みとります。
気温が高くなると生育旺盛となり、収穫量も増えるので、乾燥させるか、冷凍保存します。
追肥
収穫後、2週間に1回、追肥を行います。
肥料が切れると下葉が黄色くなり勢いがなくなるので注意します。
注意する病害虫
アブラムシやハダニが発生することがあります。
よく観察して、見つけしだい駆除します。