タマネギは、種まきや収穫時期、産地、輸入などによって一年中出荷されており、種類もさまざまです。
おもな種類は、辛みの有無と、色によって分けられます。
日本では、黄色の辛タマネギがほとんどで、貯蔵に向いています。
色では、黄色、赤色、白色に分けられ、白色は甘みがあり水分が多いのが特徴で、赤色は辛みが少ないのでサラダなどの生食に向いています。
日本で栽培されているのはほとんど黄色タマネギで、赤色や白色はわずかです。
[新タマネギ]
春先に多く出回る新タマネギは、みずみずしくやわらかいのが特徴で、サラダなどの生食に向いています。
収穫後乾燥させずに出荷されるので貯蔵性は低いです。
[黄タマネギ]
最も多く出回っているタマネギです。
収穫後1か月ほど乾燥して貯蔵され、春まで順次出荷されます。
[レッドオニオン(赤タマネギ)]
皮や表層部分が赤紫色のタマネギです。
辛みが少ないのが特徴です。
タマネギ特有の刺激臭も少なく、サラダなどの生食に向いています。
[サラダタマネギ(白タマネギ)]
辛みを抑えて品種改良されたものです。
甘みが強く、水分が多いのが特徴です。
サラダなどの生食に向いています。
[ペコロス(小タマネギ)]
黄タマネギを小型化したものです。
直径3~4cm、辛みは少なく、煮崩れしにくいです。
丸のままシチューやカレー、ピクルスなどに使用します。
[葉タマネギ]
春先に玉がふくらむ前に収穫したものです。
玉の部分は甘みが強く、葉も食べられ、ネギのように使用します。