夏野菜が終わって、家庭菜園も一区切りです。また次の年に向けて畑をたがやしましょう。
秋に植える野菜は、ミズナ、それから定番のダイコン、ハクサイなどがいいでしょう。
またその他に、ほうれん草、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなども欠かせません。リーフレタスなども初心者にはおすすめです。
リーフレタスを育ててみよう。簡単です。
リーフレタス、サニーレタスは、ベランダで育てて株の中心から次々と新芽が出てきます。外葉から必要な分だけを切って収穫することができます。βカロチン(ビタミンA)、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれているのも特徴です。
春や秋の4月と9月後半~10月はじめまで植え付けができます。収穫は45日程度です。
栽培に適した土は、市販の培養土で十分です。
自分で作る際は、赤玉土:腐葉土:バーミキュライトが7:2.5:0.5の割合で、石灰を混ぜたり化学肥料を混ぜてつくります。水はけが悪いと病気の原因になるので注意が必要です。
リーフレタスは、苗が小さいうちは、じょうろの水を手ですくって、優しく水やりしてあげるといいでしょう。土が乾いたタイミングで水をやってください。水分を与えすぎる必要はなく、乾燥気味でも十分育ちます。ぐんぐん育つので、適切に間引きしてください。
育成期間が短いため堆肥のみで十分育ちます。ですが、色が薄いと感じた場合は、液肥を水やりの際にあたえてあげると、濃い色にそだってくれます。液肥は水やりをかねて、週に一度ほどでいいでしょう。
リーフレタスは、根の張り方が浅いので、排水を良くして育てなければなりません。
ただし、連作障害がありますので、同じ所に植える場合は最低でも2年の間隔は開けたほうがいいでしょう。レタスの病気の種類は、菌核病、軟腐病、灰色かび病などが連作をすると発生してしまいます。気をつけましょう。
レタスは種が25度以上になってしまうと発芽しません。よって、春と秋で気温が25度以下の時期に種をまくとよいでしょう。上手に発芽します。高原野菜と呼ばれるのは、夏場には涼しい高原でよく育つからだと言われています。
キャベツも秋と春にぴったりです
キャベツも、春植えと秋植えができます。害虫のつきやすい野菜ですが、寒冷紗などで害虫を防ぐことによって、初心者でも上手に育てることのできる野菜です。
栽培時期によって、植える品種は異なります。
連作障害が出るので連作はオススメできません。
土壌伝染性障害を防ぐためにも、3年~4年程度の間隔をあけて、輪作してください。
キャベツにはビタミンC、ビタミンK、ビタミンU、カルシウム、カリウムなどのミネラルや、食物繊維などが豊富に含まれています。
春と秋に植えることができ、収穫までは75日~135日程度かかります。
キャベツは種からまいても育てることができます。ですが、初心者のうちは市販の苗から育てたほうがいいでしょう。キャベツは少し寒いぐらいの気候を好みます。適正な気温は15度から20度程度となります。キャベツの栽培がはじめての方は、涼しくなってくる秋口に苗を購入して育てるといいでしょう。
キャベツも、レタス同様、赤玉土:腐葉土:バーミキュライト7:2:1の割合で化学肥料や石灰を混ぜあわせて土を作ります。
寒冷紗というカバーを付けて、キャベツの芯を虫に食われないようにしましょう。芯を食べられてしまうと、結球しないまま成長してしまいます。つける前に害虫がいないかも確認してください。
雨が多い年は、病気が発生しやすくなりますので、排水をしっかりしてください。
(文/渡邉ハム太郎)