東京と神奈川を流れる多摩川の河川敷で、勝手に畑をする人達がいることが問題になっています。
河川敷で国の土地を勝手に開墾し、畑にしてしまうのです。
タダで使えて気軽に美味しい野菜が手に入るので、使っている側にはいいのですが、何より危険だと国は警告を出しています。
これは多摩川の問題だけではなく、千葉の検見川にもありますし、全国的な問題になっています。
何が問題で、どのようにしたら良いのか、考えていきましょう。
河川法が適用
誰も使っていないからといって勝手に使っていい土地はありません。
多摩川などの川は、河川法という法律で管理されています。
もともと、内務省、建設省などが管理しており、その後は国土交通省の管轄となりました。いろいろ複雑な歴史があります。
当事者意外にはなかなかわかりにくい問題が山積みになっているのです。
法律で禁止されているのと同時に、河川敷で勝手に畑をすることは、非常に危険があり懸念されています。
増水時に畑ごともっていかれる可能性がありますので、無闇矢鱈に畑をすることは危ないこともであるのです。それもあって、規制されています。
勝手に畑をやることで、盗難にあっても誰も守ってくれません。
そもそも自分自身が、違法行為をしているからです。
ではどうしたらいいのか
勝手に畑をやる人は、おそらく、手軽に家庭菜園を楽しんでみたいと思ったのでしょう。
ですが、勝手にやるのはいけません。
畑なんかないと思われがちな東京都内ですが、都内には区民農園があり、畑をレンタルしています。
東京都がやっている事業です。
ですので、そういったところで、正規の手続きを取って畑を借りましょう。
そこで思う存分土いじりすれば、誰も文句はいいません。
芸能人にブームのレンタル農園
実は、セレブ系芸能人の間でレンタル農園がブームとなっています。
芸能人はお金はあるでしょうが、都内に住んでいるので、なかなか健康的な野菜を徹底して取るのは難しいですよね。
そこで、畑を借りて自分自身の手で、安全で安心な野菜を作ろうというのです。
タレントの加藤紀子さんなどが、レンタル農園を借りていると語っています。
加藤さんが借りているのは国分寺駅から徒歩10分の小阪農園。
テニスコート76面分の広さをもつ大きな農園です。
加藤紀子さんが借りている農園は30平米ほど。
ちなみにレンタル料金は年間36000円。
意外と安いですね。
そこで、カブや大根などのいろいろな野菜を育てているそうです。
また、最近は、おかひじきにハマっているそうです。
珍しいですね。
勝手に畑をしてはいけない
勝手に河川敷を畑にしてしまう問題は、以前から指摘されており、全国規模で発生しているようです。
なかなか生活の身の回りで畑を持つことができない人が、勝手に使っているのです。
ですが、日本人として、ルールは守りましょう。
国の土地はみんなのもの。勝手に独占することは許されていません。
芸能人たちのように都内にもレンタル農園はありますし、たとえば武蔵村山市の喜び農園だとレンタル料金は年間0円。
つまり利用料金なしで借りることもできるのです。
お金を使いたくないならば、そういった無料か格安の農園を借りるといいでしょう。
ルールを守った畑でも、守っていない畑でも、育つ野菜は同じでしょうか?
栄養素的には同じかもしれませんが、畑をやるということは自然に感謝し、ナチュラルに生きるということでも有ります。
ルールを守らない畑で作った野菜はきっとおいしくありません。
勝手に畑を作ってしまうのはやめて、情報収集して格安のレンタル農園を借りましょう。
さがせばお金がほとんどかからないとこはありますので。
(文/渡邉ハム太郎)