きゅうりの巻きずし、美味しいですよね。なぜあれをかっぱ巻きと呼ぶのでしょうか。
巻き寿司にはいろいろありますが、きゅうりの巻きずしをかっぱ巻き、マグロの巻きを鉄火巻と呼びます。
かっぱ巻きは、かっぱの好物がきゅうりだから、かっぱ巻きと呼ばれます。
かっぱは架空の生き物ですが、きゅうりを食べて、イタズラをします。
また、きゅうりの切り口が、かっぱの頭についているお皿のように見えるから、などとも言われています。
もともと、大阪の寿司屋がきゅうりの巻物をはじめたのですが、きゅうりの巻きものが商標を取られていたため、かっぱ巻き、と命名したことが広がったとも言われています。
ちなみに、マグロを芯にして、わさびを入れて巻いた鉄火巻という名前は、鉄火場で賭博をしながら食べられるという説があります。
鉄火と言う言葉には、博打や気性が荒々しいなどの意味もあります。
マグロは赤くなるため、また、わさびの刺激などに対して、鉄火という表現が取られています。
トマトが赤くなると医者が青くなるってほんとう?
「トマトが赤くなると、医者が青くなる」という言葉があります。
これは、トマトがたくさん食べられる、イタリアのことわざです。
トマトは健康にかなり良いため、たくさん食べると、健康になりすぎて医者が活躍できなくなり、顔色が青くなってしまうということわざです。
それだけ、トマトは健康に良いということです。
病院に行く必要がなくなるほどなのですね。
イタリアでは、日本よりも10倍ぐらいトマトを消費します。
イタリア料理には、トマトを使った料理がとても多く、よく食べられている野菜です。
イタリア料理は、パスタの他、トマトを使った料理がとても多いのが特徴です。
トマトが赤くなると・・・というぐらいですから、完熟した赤いトマトが良いようです。
完熟している方が栄養価が高く、リコピンが豊富に含まれているため、医者が不要になるほどに、健康になることができます。
リコピンを摂取するには、青いトマトよりも完熟した赤いトマト、手に入らない場合は、トマトジュースや缶詰のホールトマトなどを利用してみると良いでしょう。
リコピンはほんとうに体によく、高い抗酸化力を持ちます。老化を防止して、活性酸素を除去してくれます。
生活習慣病の予防にもつながります。
肌にもとてもよく、コラーゲンの減少を抑制し、シワを予防してくれるのです。
ナスが風邪ひくってどういうこと?
茄子が風邪を引くという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
実は、茄子は風邪を引いてしまうのです。
風邪を引いた茄子は、艶がなくなり、固くなってしまいます。
そのため調理にも時間がかかります。
これは冷蔵庫に入れておくと起こってしまう変化です。
茄子は、常温保存が可能な野菜です。
そのため、袋をかぶせて、上から新聞紙をかぶせておくと良いでしょう。
夏野菜は寒さが苦手なため、冷蔵庫に入れてしまうと、風邪を引いてしまうのです。
茄子の鮮やかな紫色が茶色ぽく変色し、くぼみなどができてしまいます。
見た目も悪くなりますし、味も落ちてしまいます。
これは「低温障害」という状態で、冷やし過ぎが原因です。
冷蔵庫の野菜室は、5度から7度ぐらいなのですが、茄子は適温が10度ぐらいなので、野菜室は少しばかり茄子にとっては冷たい環境なのです。
野菜室に茄子を入れるときは、新聞紙でくるんだり、専用の保存袋に入れたりしてあげましょう。
冷気が直接当たると、痛みが早くなってしまいます。
保存を上手に行っても、ナスの場合は、2,3日で賞味期限が来てしまいます。
足の早い野菜ですが、上手に保存と料理して、風邪を引かさないように美味しく食べましょう。
(文/渡邉ハム太郎)