家庭菜園というと、地面を掘り起こして土作りからスタートするというイメージがあります。
それは少々面倒ですよね。
そんなとき、コンテナで栽培すれば、場所も選ばないし手軽に野菜の栽培をスタートすることができます。
そして、実はコンテナによる栽培なら、土作りも簡単なのです。
手軽に野菜を栽培したいのなら、ぜひコンテナで作ってみて下さい。
地面で作る野菜と違って、土の深さや場所に制約はあるものの、地面で作りよりも栽培のハードルが低いのでおすすめです。
地中深くに根をおろす野菜はNG
ただし、大根、ごぼうなどの、地中深くに根を下ろす根菜などは、コンテナで作ることはできません。
ですが、根がそれほど深くない野菜ならば、簡単に作ることができます。
場所は日当たりさえよければどこでもいいので、庭がないところでもベランダなどで栽培できるので、マンションやアパートの人も家庭菜園を楽しむことができます。
家庭菜園では、たくさんの野菜を植えるのがおすすめです。
1種類だけ植えてしまうと、害虫などの被害を受けることになってしまいますが、複数の野菜を植えていると、そうした被害を分散することもできます。
それになにより、いろいろな野菜を収穫できて楽しいのです。
なので、プランターで植えるときは、多くの種類の野菜を植えましょう。
プランターは深いものを使おう
野菜は多くの肥料を必要とします。
そのためには、土が多いほうがよく野菜が育ってくれるのです。
プランターは土をたくさん入れることができるものを選びましょう。
そして根が張るので深さのあるものがいいでしょう。
支柱が必要な野菜などもあるので、ある程度の深さがあるほうがいいでしょう。
幅の広さよりも深さで選んで下さい。
野菜に栄養を行き渡らせるためには、幅より深さを重視して下さい。
ホームセンターで土を買ってこよう
プランターを準備したら、ホームセンターで土を買いましょう。
赤玉土や腐葉土など、育てる野菜に応じて土は異なりますが、ホームセンターの店員さんに聞いてみましょう。
自分でブレンドすることもできますが、いきなり土をブレンドすると家庭菜園といえども難易度があがってしまうので、最初は購入してきた土で良いでしょう。
最初は種よりも苗からはじめよう
種を植えて種から育てると、小さな芽が出てきてとても可愛いものです。
ですが、種を巻くときの準備が必要ですし、芽が出ない可能性もありますし、芽が出たとしても苗まで育てるのは一苦労です。
種から育てるのも楽しいのですが、初心者の家庭菜園の場合は、苗を買ってくるのがおすすめです。
失敗が少ないですし、その分手間がかかりません。
ホームセンターで苗を買ってきて、土に植えて育てるといいでしょう。
日当たりの良いところにプランターをおいて、適度に水をやって苗から野菜を育てましょう。
慣れてくると、徐々に難易度の高い家庭菜園を行いたくなりますので、いろいろな野菜が作れるようになったら、今度は種から育ててみましょう。
ミミズを入れるか?の問題
プランターにミミズをいれるかどうかは悩ましい問題です。
植物を育てるために必要なミミズは、コンテナの中に仮にいたとしたら、とりのぞくことはしなくてもいいでしょう。
ただし、あえて入れるかどうかは悩ましいところです。
ミミズはプランターの中でも十分活躍してくれますが、増えすぎないように注意して下さい。
ミミズは土を耕して栄養を行き渡らせてくれる大切な虫です。
ミミズがいることによって、野菜が栄養たっぷりに育ってくれるので、道でつかまえてきて入れてあげてもいいでしょう。
(文/渡邉ハム太郎)