家庭菜園コラム

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畑の大敵!ミミズやモグラやネズミたちとの戦い

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畑をやっていると、有機肥料の下あたりに、ミミズが発生します。

ミミズ自体は、畑を耕してくれる私達の味方です。

ですが、有機肥料の下にミミズが発生すると、そこでどんどん太っていくわけです。

そしてそれを食べようと、モグラがやってきます。

ですので、野菜を植える位置の真下に肥料をいれてはいけません。

モグラの穴が空いてしまって、野菜が陥没してダメに成ってしまうのです。

モグラが通った穴が空いていれば、踏み潰して穴を塞いでおきましょう。

モグラ自身は、野菜は食べないのです。

ですが、ミミズを食べることが問題です。

ミミズは畑にとって大切な存在です。

それを食べてしまうので、やっかいなのです。

また、根菜類などの根元を掘られると、野菜に大きなダメージを与えます。

畝も崩されるし、マルチをめくられる場合もあります。

排水路では水漏れの原因になり、トンネルはこちらが足をひっかけてしまって怪我する可能性もあります。

モグラは行動範囲がかなり広く、あちこちに被害を及ぼします。

モグラは冬眠はしませんので、一年中動き回ります。

しかし冬場は地面が凍って活動しませんので、春から秋に捕獲しましょう。

春には繁殖期になり子供をつくってしまいますので、冬が来る前に退治したいところです。

さらにネズミまで・・・

モグラは、地面の深いところを通ると、地表に変化がないのでわからないのです。

ですが、潰されなければ、そのトンネルを今度はネズミが這いまわります。

ネズミはいろいろな野菜を食べてしまいます。

特にお気に入りはさつまいもで、あちこちかじるものですからほとんどがダメになってしまうのです。

大きい物ばかりかじって、あっちこっちを食い漁ります。

モグラ退治には、グッズがあります。

穴に筒のようなものを入れて、後戻りできなくなるような構造になっているものです。

それをしかけても捕れない時は、場所が悪いのか、もしかしたら人間のにおいがついてしまっているのかもしれません。

板をおいて、その下に通り道を作って置くことがありますので、板をおいてみるのもいいでしょう。

そうすると、仕掛けやすくなります。

モグラ退治は結構大変!

モグラ退治は結構大変です。

家族で住んでいるため、父親モグラを捕まえても今度は母親モグラが来ますし、その後は息子1号、息子2号などがやってきます。

家族を全滅させても、2~3年もすると、空いたところに他の家族が引っ越してくるのです。

果てしない戦いになってしまいます。

モグラ対策

畑全般に、モグラに入ってほしくないところに野菜を波板などで囲うと有効です。

板をつかってブロックしてしまうのです。

空いた堆肥や肥料の袋を少しずつ重ねて、埋めてもいいでしょう。

上の部分を2,3センチ出しておけば、地上に頭が見えているので、間違って耕してしまうこともなくなります。

野菜の戦い

ネズミやモグラは戦うことができますが、野菜自身は敵と戦うことはできません。

ですので、野菜は主に毒をもっています。

その代表となるのが、ほうれん草のシュウ酸です。

かたつむりは食べますが、あまりほうれん草というのは、虫には食べられないのです。

ほうれん草は、虫に食べられると、毒性をアップさせます。

そうして、それ以上食べられないように防御するのです。

だから虫が食べるほどオイシイというのは間違いで、虫食い野菜のほうがまずいのが現状です。

キャベツは、虫に食われると固くなります。

ほうれん草などは、一番端っこの野菜が虫に食われると、隣の野菜にそれを知らせて、毒性をアップさせて自分たちを防御します。

種を守るための知恵が働いているのです。

(文/渡邉ハム太郎)

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