家庭菜園コラム

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にんにくを熟成させて黒にんにくにすれば、抗がん効果も!

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黒にんにくという健康食品があります。健康に良いにんにくを熟成させて、くさみを消し、フルーティな味わいにしておやつのように食べられるものにした健康食品です。黒にんにくには、においがありません。

生野菜のにんにくは、アリシンという成分が、細胞が破壊されることによって強烈なにおいを発します。

アリシンは細胞の中に格納されていますので、加工しなければにおいは出ないのですが、切ったりすりおろしたりすることで、アリシンが変化し、強烈なにんにく臭を発します。

そのため、にんにくを敬遠する人も多いのです。ですが、熟成黒にんにくは、にんにくの成分であるアリシンを大幅に減らすことができます。

アリシンはS-アリルシステインという物質に変わり、においを発しなくなるのです。

黒にんにくには、生のにんにくのようなにおいは一切ないのです。

にんにくの熟成とは?

熟成と発酵は違います。熟成は、低温で長時間加熱することによって、成分をパワーアップさせたものです。

生野菜のにんにくは、炊飯器などで熟成させることによって、S-アリルシステインが大幅にアップします。

黒にんにくは、健康食品として買うこともできますが、自家製で作ることもできます。

炊飯器に15個程度生にんにくを皮付き野菜のまま入れて、保温スイッチを押すだけです。

最初は強烈なにおいがしますが、2週間程度保温を続けることによって、黒にんにくに変化します。

ただそれだけでできるので、黒にんにくは、無添加で作ることができるのです。

保温されて加熱され、成分がパワーアップした黒にんにくは、がんの予防効果や、アルツハイマーなどの予防効果もあります。

高齢者で黒にんにくを好んでいる人が多いのも頷けるでしょう。

黒にんにくはとってもおいしい!

黒にんにくの特徴は、そのまま食べることができることです。甘味が強くてフルーティで、ドライフルーツのような感覚で食べることができます。

にんにく独特のにおいはありません。1日1片程度、毎日食べることで病気の予防になります。

食べるとほんのりと、本当に少しですがにんにくのにおいはするのですが、ほとんどドライフルーツ感覚で食べることができます。とても甘味が強いです。

にんにくの滋養強壮効果はそのままに、記憶力増強、思考力増加、病気予防などさまざまな効果が見込めます。

ぜひ黒にんにくを食べてみるといいでしょう。

免疫力アップで風邪知らず!

黒にんにくは、免疫力を向上させてくれます。そのため、風邪などを引きにくくなるのです。

外で遊び回っているお子さんにも、食べさせてあげることで、風邪が引きにくくなります。甘味がつよくて美味しいので、お子さんも喜んで食べることができます。

苦手だというお子さんには、カレーや餃子などに黒にんにくを刻んで入れてあげるといいでしょう。味は邪魔せず、うま味にコクがでて美味しい料理が仕上がります。

皮も捨てずに、皮茶に

黒にんにくは、皮ごと熟成させます。そして身を食べるわけですが、むいた皮も有効活用することができます。

皮を集めて急須に入れ、上から熱湯をかけて、皮茶にすることができるのです。

黒にんにくには、皮にも栄養分が多く含まれています。抗酸化作用があって、免疫力が向上し、代謝などもアップします。

とても美味しいので、ごくごくと飲むことができます。

つまり黒にんにくには、捨てるところがないのです。

1日1片を目安に食べよう!

このように、黒にんにくには高い栄養価と病気予防の効果があります。健康食品として、1日1片などを目安に食べていくといいでしょう。

できれば、ブランド野菜のにんにくを使った黒にんにくがいいでしょう。福地ホワイト六片などが有名です。

(文/渡邉ハム太郎)

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