ミニカボチャのオレンジパンプキン、ミニカボチャの坊ちゃんと栽培してきまして、今年はミニカボチャの栗坊を栽培してみました。
早期にうどんこ病が発生したことや、梅雨に入ってからの連日の雨に心配しましたが、うまく栽培できて、実をたくさん収穫できました。
去年に収穫した坊ちゃんと比べて、実の表面はゴツゴツしておらず、おしとやかな印象を受ける栗坊です。よく冷えたパンプキンスープは絶品でおすすめです。
ミニカボチャの栗坊の「苗」を注文
去年はミニカボチャの坊ちゃんを栽培して、うまくできてたくさん収穫できました。今年も使い勝手の良いミニカボチャで、品種は人気の栗坊にします。
高木農園さんの種・苗の通販にて、ミニカボチャの栗坊の1苗を注文しました。
栗坊の特徴
ミニカボチャの代表品種で、実は手のひらサイズの500~600gになります。
苗を植え付け(2015年5月8日)
去年と同様に、約11mの畝に小玉スイカ、ミニメロン、ミニカボチャを一株ずつとしまして、とくに深い意味はないですが、ミニカボチャの栗坊は端側に植え付けました。
苗を植え付けた後に、ウリハムシ対策に防虫ネットを張りました。ネットをするようになってから格段にウリ科の生育が良いです。ただし、虫が入れないので人工授粉をしなくてはなりません。
生育中の栗坊の様子(5月28日)
防虫ネットの中でミニカボチャの栗坊がすくすく元気に育ってます。すでに雌花と雄花が咲いてますので、人工授粉をしておきました。
人工授粉していて、「アリがずいぶん多いな」と思いまして、アリのいる葉をめくってみると、やはりアブラムシがたくさんいました。
しかも、写真でも分かる通り、すでにうどんこ病も発生しています。例年よりも発生が早いように思います。
アブラムシを駆除するべく、毒性が低くて安全なアーリーセーフをまんべんなく散布しました。
人工授粉した実が結実(6月22日)
雌花が咲く度に雄花を切り取って人工受粉しまして、いくつか結実しました。
うどんこ病が発生して徐々に広まっていますが、ミニカボチャの株も負けずに大きく育っています。
だいぶ混み合ってきましたので、防虫ネットを剥がすことにしました。
おしとやかな印象を受ける栗坊の実(7月7日)
ミニカボチャの栗坊がさらに大きく育っていますが、うどんこ病も広がっています。発生の酷い葉は切りとって処分します。
坊ちゃんのようにゴツゴツしておらず、するっとしていておしとやかな印象を受ける栗坊の実です。甘みが強いのも特徴です。
栗坊の実を収穫(7月21日)
梅雨に入ってから連日雨で、ミニメロンの実が次々と腐ってます。小玉スイカやミニカボチャの栗坊の実は大丈夫そうですが、早めに収穫することにしました。
株はまだ元気で、次々と花を咲かせてます。もう一度くらいは収穫できそうです。
栗坊の実を収穫(2回目)(8月25日)
1回目の収穫を終えて放っていましたが、枯れたメロンや小玉スイカをよそに、ぐんぐん成長して畝を覆い尽くし、隣の栽培が終わったトウモロコシの畝にも入り込んでます。
生育初期から発生してるうどんこ病や、防虫ネットを剥がしてからのウリハムシによる食害によって、「これ以上の生育は望めないだろう」と思って放っていましたが、グングン蔓を伸ばして、たくさんの花を咲かせていました。
ざっと目に付いた実を収穫しました。いつの間にかこんなにもたくさんの実ができてました。
植え付けたミニカボチャの栗坊は1株です。これを足して30個以上は収穫できてます。
見つけられなかった実がまだありそうですし、まだ生育は衰えておらず、花をたくさん咲かせています。
たまたまかもしれませんが、去年に栽培した同じミニカボチャの坊ちゃんよりも草勢が旺盛であるように思います。
栗坊の実を収穫(3回目)(9月5日)
次の栽培に備えて、ミニカボチャの栗坊の株を撤去したところ、草の中からたくさん実がでてきました。
さすがに疲れた様子で、抜いて終わりにしました。今までたくさん収穫しましたが、これが最後の収穫になります。
1回目がおそらく9個、2回目がたしか23個、そして今回の3回目が19個で、総数で約50個にもなりました。
複数株ではなく、栗坊の1株から約50個です。
実の大きさの大小はありますが、1株からたくさん採れて嬉しいです。来年はもっと採れるようにと、今から考えてます(笑。