トウモロコシの育て方とコツ|収穫直後の美味しさを味わいたい!

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生トウモロコシ

(果物のような甘さのとれたて生トウモロコシ)

甘くておいしい夏の楽しみのひとつ、トウモロコシ。もぎたての甘さを味わえるのは、家庭菜園ならではの喜びです。

中央アメリカが原産で、米、小麦とともに世界三大穀物のひとつに数えられます。日本では、北海道開拓を機に、明治時代から本格的な栽培がはじまりました。

トウモロコシは品種改良が盛んで、茹でて食べる以外にも、缶詰、サラダ油、でんぷんから作られるコンスターチ、ポップコーン、飼料、燃料など、様々な場所で使われています。

野菜の中では高カロリー、高エネルギーで、主な成分は糖質とタンパク質ですが、ほかに、ビタミン類、カリウム、亜鉛や鉄などを豊富に含みます。

トウモロコシの甘みは収穫してから1時間で半減し、時間がたつほどに落ちます。収穫したら早めに食べましょう。間引きで収穫したヤングコーンもおいしく食べられます。

トウモロコシの栄養

糖質、タンパク質が主成分で、野菜の中では高エネルギーです。その他に、ビタミン類、カリウム、亜鉛や鉄なども含みます。

食物繊維が豊富なので、便秘の予防をはじめ、血液の上昇を防ぎ、コレステロールを下げるなどの効果もあります。

収穫後、数時間で甘みが落ち、1日たつと栄養が半減してしまい、味も落ちます。収穫したての新鮮なうちに食べましょう。

トウモロコシの育て方の概要

生育温度 20~30℃。高温で日当たりの良い場所を好む。
連作障害 あまり出ない。できれば1年以上あける。
育てやすい品種 キャンベラ90、ゴールドラッシュ90、おおもの、ピクニックコーンなど。
元肥 苦土石灰を入れる。元肥を多めに入れる。
種まき時期 4月下旬。
種まき方法 畝幅:90cm。
マルチ:しなくてもいいが、した方が管理が楽に行え、防寒対策にもなる。
種まき方法:点まき。
株間:2~3列で30cm間隔。
栽培中の管理 間引き1回目:本葉が1~2枚のとき。
間引き2回目:本葉が4~5枚のとき。
追肥1回目:本葉が7~8枚のとき(背丈20~30cm)。
追肥2回目:雄花が見えてきたとき(背丈50~60cm)。
人工授粉をする。
摘果する。
収穫時期 実の先から出る絹糸(ひげ)が茶色く枯れてきたら収穫する。
病害虫 害虫:アブラムシ、アワノメイガなど。
病気:黒穂病、モザイク病など。

トウモロコシの育て方のポイント

  • 日当たりの良い場所を選ぶ。
  • 元肥をしっかり施し、追肥もしっかりと行う。
  • 密栽培にしたほうがうまく受精する。
  • 異なる品種を一緒に作るのは避ける。
  • 遅霜の心配がなくなる4月下旬に種をまく。
  • 一番上の実を残して下の実はすべて間引く。
  • 実に害虫がつくのを防ぐ。

トウモロコシの育て方

栽培中のトウモロコシ

トウモロコシは、荒れ地でも育つといわれていて、小肥料でも育つイメージがありますが、改良された甘いトウモロコシは短期間に育つので、多くの肥料を必要とします。

トウモロコシはほかの株の花粉が風で飛んで受粉します。そのため、1条植えよりも、2条植えにして密に栽培したほうがうまく受粉できます。

また、ポップコーンや実の色の違う品種(白やバイカラーなど)の花粉で受粉すると、実の品種が低下しますので、ポップコーンや実の色の違う品種をいっしょに作らないようにしましょう。

そのほかに、アワノメイガの幼虫やカメムシが実を食害するので、実に害虫がつくのを防ぐのがポイントです。

育てやすい品種

キャンベラ90、ゴールドラッシュ90、おおもの、ピクニックコーンなど。

栽培時期

トウモロコシの栽培時期

※品種や地域によって栽培時期は異なります。事前に確認してください。

畑の準備をする

準備した畑

トウモロコシは肥料をよく吸収する野菜です。肥料が足りないとヒョロヒョロになってしまって失敗します。元肥は惜しまずにたっぷり入れます。

連作障害はでにくいですが、できれば1年はトウモロコシを栽培していない場所を選びます。また、高温で日当たりの良い場所を好みます。

種まきの2週間前に、苦土石灰をまいてよく耕します。1週間前になったら、堆肥と化成肥料を多めに施してよく耕し、畝を立てて黒マルチを張ります。

種まき

トウモロコシの種まき

トウモロコシは高い温度を好み、寒さに弱いので、遅霜の心配がなくなる4月下旬に種をまきます。

準備した畝に、2~3列の30cm間隔、一カ所に3~4粒ずつ種をまきます。

ハトやカラスなどの鳥害を受けやすいので、土をやや厚めの3cmほどかけ、手で押さえて鎮圧し、水をやります。

間引きをする

トウモロコシの間引き時期

本葉が1~2枚のとき、生育の悪い株を選んでハサミで切り取り、一カ所2本にします。本葉が4~5枚のときに間引いて1本にします。

1回目:本葉が1~2枚のとき。
2回目:本葉が4~5枚のとき。

追肥をする

本葉が7~8枚のとき(背丈20~30cm)、株間か株のまわりに化成肥料を施します。雄花が見えてきたとき(背丈50~60cm)、株間か株のまわりに化成肥料を施します。

1回目:本葉が7~8枚のとき(背丈20~30cm)。
2回目:雄花が見えてきたとき(背丈50~60cm)。

人工授粉をする

茎の先端の雄花がススキの穂のように開いて花粉を出します。この花粉が風で飛散して雌花について受粉します。

家庭菜園で株数が少ない場合は、人工授粉をして受粉を確実なものにします。

雌花と雄花が開花したら、雄花の少し下を叩いて花粉を落とし、雌花にかけてやります。

または、雄花を切り取り、雌花にこすりつけて花粉をつけます。

注)同じ株の花粉では結実しません。

トウモロコシの実が歯抜け状態にならないための人工授粉

摘果する

摘果時期

1株に3~4個の実がつきますが、1番上の実だけが実入りがよく、大きくなります。

家庭菜園では2番目まで残してもかまいませんが、通常は一番上の実を残し、下の実はすべて間引きます。

間引いた実はヤングコーンとして利用するとおいしいです。惜しまずに間引きましょう。

ヤングコーン

トウモロコシは1株からいくつの実を収穫するべきか

収穫する

収穫適期のトウモロコシ

実の先から出る絹糸(ひげ)が茶色く枯れてきたら収穫適期です。

実を手で掴んで、下に押して折り取って収穫します。

収穫期を過ぎると実が硬くなっていきます。

また、収穫してから1時間以内が最もおいしく、数時間で甘みがデンプンに変化してしまいます。

収穫したらできるだけ早いうちに茹でるなどして食べ、食べきれない分は冷凍して保存しましょう。

収穫したトウモロコシ

トウモロコシの収穫の目安は、雌穂の錦糸が出てからの日数で判断

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